若者達が夢を託した花、ラナンキュラス ~長崎県 FreeZe~

ヌボー生花店 山崎年起

2013年02月11日 12:00

今週のFlowerStoryは長崎県FreeZeさんのラナンキュラスです。
紹介しているラナンキュラスは、2/12~2/18まで全店にて販売しております。




[FreeZeラナンキュラスの紹介]
長崎県の中央に位置する諫早市。3つの海に囲まれた自然の恵み豊かなこの土地で、
平均年齢26歳の若者4人が集まり組織したグループ【FreeZe(フリーズ)】。
そんな若者達が「毎日見ても全く飽きない花」と評する花がラナンキュラス。
彼らが作るラナンキュラスは他産地に比べて茎が固く真っ直ぐ、丈長に仕上がるのが特徴。
球根花であるラナンキュラスは本来は毎年花咲きますが、極力毎年新しい株を使うことで
高品質なラナンキュラスを出荷しています。「品質のよい花を作るのは当たり前。如何に
安定出荷するかが課題」と語る若者達。彼らの今後が本当に楽しみです。

[ラナンキュラスの生産苦労話]
見た目可愛らしい花ですが、ラナンキュラスは他品目に比べて生産が難しい花の1つと
されています。水やり1つとっても、水をあげすぎず切らしすぎず、絶妙なタイミングでの
水くれが必須。ハウス内の温度・湿度の管理が不十分だと、花丈が間延びしてしまったり、
ボト(灰色カビ病)も発生しやすくなります。お花に対する思いが強く栽培技術を日々研究・
向上できる生産者のみが、高品質なラナンキュラスを生産できるのです。



↑圃場の様子。ラナンキュラスの場合、一度お花を開花させることで首の部分(花と茎の接続部分)
が太くしっかりとします。このお花の開閉作業により長持ちするラナンキュラスが出来上がります。


↑ラナンキュラスの特徴は幾重に も重なった可憐な花びら。それでいて日持ちも抜群です☆


↑販売担当の西村さん。花農家さんは皆本当に親切で、今回も沢山の情報を提供下さいました。


*ヌボー生花店の若手生産者への想い
花農家も高齢化が顕著で、若手生産者なくして花業界の未来はありえません。
ヌボー生花店は若手生産者をサポートし続けていきます。

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