スカビオサに魅せられて。 ~長崎県 フラワーガーデン寺尾~

ヌボー生花店 山崎年起

2013年02月25日 21:26

今週のFlowerStoryは長崎県のフラワーガーデン寺尾さんのスカビオサです。
紹介しているスカビオサは、2/27~3/04まで全店にて販売しております。




[フラワーガーデン寺尾さん紹介]
長崎県雲仙市。元々はイチゴ農家だった寺尾祐輔さん・良子さん夫妻。「花好きな奥さんの喜
ぶ顔が見たくて」と祐輔さんが決断し、花の生産を始めて約20年になります。10品目以上
の切花を生産されている中で最も力を入れているのが【スカビオサ】。寺尾さんご自身で育種
をし、自分自身で試行錯誤しながら苗を増やしているので、非常にバリエーション豊富なスカ
ビオサを出荷されています。

[スカビオサのイメージを変える!]
「本当に可愛い花。でも難しいな・・・」それが寺尾さんのスカビオサへの第一印象でし
た。実際、従来のスカビオサは茎が繊細で曲がりが多く、花首が垂れやすい・・・。そんなネ
ガティブな印象が強い花でしたが、寺尾さんは長い年月をかけて品質のよいスカビオサを育種
し続け、非常に高い評価を得ています。品質を向上させるために、ハウス面積は広げながらも
栽培本数は増やさず、1本1本のスカビオサに栄養を十分に与えています。スカビオサのバラ
イティの豊富さを大切に、他では作らないような花色・咲き方のスカビオサを大切に育ててい
ます。スカビオサの本来の魅力に気づいてほしい、そんな想いで日々生産に取り組んでいます。

[世界から注目される日本のスカビオサ]
「まだまだ途中段階。あと5年~10年はまだまだ品質が向上していきますよ。」と寺尾さん。
近年のスカビオサの品質向上は目を見張るものがあり世界からも注目されるようになりました。
「世界から注目されるということは世界の種苗会社との開発競争になるということ。競争は厳
しいけどスカビオサが注目されて嬉しいね。」スカビオサブームが来る日も近そうです。


↑スカビオサは咲き方・花色が非常に豊富で、1つ1つの品種に違っ
た魅力があります。毎年、次々に新しい品種が生まれています。


↑寺尾祐輔さん・良子さん夫妻☆


↑オリジナルキャラクター♪

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