今週のFlowerStoryは松本市フラワースピリットさんのラナンキュラスです。
[フラワースピリットさんの紹介]
松本市を中心に、有能な切り花生産者10数名からなる生産団体フラワースピリットさん。代表の上條
さんは花業界ではカリスマ的な存在で、度々メディアでも紹介されています。上條さんが生産されたラ
ナンキュラスは、2012年オランダで開催された10年に1度開催される国際園芸博覧会のコンテス
トにおいて、春の球根部門世界1位を獲得しました。上條さんのラナンキュラスは、アメリカ・アジアな
ど海外へも数多く出荷されるほど、まさに世界でも有数の生産者さんです。
[上條さんのラナンキュラス]
「バラに勝る花を作りたい」その上條さんの情熱から生まれたラナンキュラスの特徴は、輪の大きさ。
ローヌシリーズと呼ばれるラナンキュラスは直径が11㌢以上。スーパーローヌに至ってはナント直径
13㌢以上!また、ラナンキュラスは蕾ではなく咲いた状態で出荷するお花の1つ。茎やお花に十分な
栄養が届いていない蕾の状態で出荷してしまうと、花は綺麗に咲くことができず長持ちしません。上條
さんの大輪ラナンキュラスは長い時間をかけて丹念に育てられ、栄養十分だからこそ日持ちも抜群!!
冬なら1ヶ月程度楽しむことができます。
[信州の自然の恵みがあってこそ]
「ラナンキュラスの生産には信州松本の気候があっている。信州の自然の恵みのおかげ。日本はもちろ
ん海外でも、他では絶対にこの大輪のラナンキュラスは作れない。だから【世界にひとつだけの花】な
んです。だからこそ海外からも注文が来ます。」と語る上條さん。そんな上條さんにラナンキュラスの
魅力を尋ねると「時期限定の花。だから良いよね。要望は沢山あるけど、無理して出荷できる時期を伸
ばす気持ちは全くない。バラみたいに年中楽しめる花にはしたくない。旬の花を、旬な時期に、最高の
状態で出荷して、それを楽しんで頂きたい。それが本来のお花の楽しみ方では?」納得の一言です。
↑ラナンキュラスは色・咲き方も非常に豊富。上條さんは試験的品種あわせて、
100種類以上!?の品種を生産されています。
↑「わっこ」でお花の大きさを測り出荷します。輪の大きさは13㌢。
↑ハサミの管理も重要。病気が萬栄しないよう何丁も使い分けます。
↑贅沢に沢山飾ってみたい。心からそう思えるお花ですね。
↑上條さん。1度語りだしたら止まらない。オーラ抜群です。
*上條さんのラナンキュラス採花風景です。
*上條さんにラナンキュラスへの想いを語って頂きました。
■注意■約10分間の動画です。お時間のあるときにどうぞ・・・。