今週のFlowerStoryは、千葉県 折原園芸さんのヒマワリです。
[折原園芸さんの紹介]
千葉県房総半島の最南端に近い旧丸山町。大規模な花生産者が集うこの地域で、施設ハウス5100坪
(102棟)、露地畑約1ヘクタールもの広大な土地で、ヒマワリ・ホワイトレースフワラー・ハーブ等を生産
されているのが折原園芸さん。2代目折原利明さんは全国でも屈指の実力派若手生産者。全ての品目で
高品質な大量生産・安定供給の生産体系を実現しており、その技術は花業界で高い評価を得ています。
[ヒマワリへのこだわり・特徴]
4月~7月にかけて植付されるヒマワリの生産量は、ハウス約90棟分、60万本以上にも上り、6月~
9月にかけて全国に出荷されています。折原さんは花屋さんの店頭に届く時の咲き具合を計算し、天候
や湿度・出荷の日数など考えながら採花を行います。採花以外にも選別・水の管理・湿度管理・束ね方・
出荷方法など全てにおいて考え工夫されており、常に最高の状態でお花を出荷されています。更に折原
さんのヒマワリは茎も花もコンパクトでしっかりしており、細胞が引き締まっています。そのため植物
そのものが強く、日持ちも抜群です。
[必要とされる産地でありたい]
利明さんが就農された当初は、ホワイトレースフラワーの生産がメインだった折原園芸さん。利明さん
が「ダメでもイイからやってみたい!」と始めたハーブ生産が「ハーブゼラニウムは初めは1棟でした
が15棟の施設ハウスで栽培するほどの大人気商品になりました。」続けて挑戦したヒマワリも今や折
原園芸さんの主力商品に。「使ってくれる花屋さんがいるから今がある。今後も必要とされる生産者で
ありたいし、その為の生産技術の向上・販売努力・情報開示など惜しまずにやっていきたい。もちろん品
質第一で、楽しんで仕事をしていきたい!」これからも利明さんの飽くなきチャレンジ精神が、花業界
をリードしていくこと、間違いありません。
↑折原さんの代名詞ともいえる、ヒマワリのボール型出荷形態。
1本1本のひまわりを大切に思うからこそ生まれた独自の手法です。
↑収獲間際の農場。高さがきちっと揃って栽培できる技術はスゴイ!
↑家族・従業員、全てがひとつのチームでありたい。がモットー。
↑出荷計画書。緻密な計算に裏付けられた生産こそが成功の秘訣。
↑折原利明さん。花業界では知らぬ人がいないほどの有名人。