今週のFlowerStoryは、佐久市 JA佐久浅間さんのスタンダードカーネーションです。
[JA佐久浅間 紹介]
本州のほぼ中央に位置する長野県佐久市。JA佐久浅間管内の花き生産は歴史的に大変古く、昭和初期
より菊の栽培が始まり、全国に先駆けて菊の需要期であるお盆出荷を可能とした生産地です。現在では
菊・カーネーションの二大品目を中心に、県内でもトップクラスの生産量を誇る花の大生産地です。
↑カーネーションの魅力は色目の豊富さですね♪
[こだわりの選別方法]
現在JA佐久浅間管内のカーネーション生産者は約70名。カーネーションの年間出荷量はスタンダー
ドとスプレーあわせて約1000万本。この大量のカーネーションを常に安定品質で出荷できる理由、
それは独自の選別方法!通常、複数人で同じお花を共同出荷する場合、各生産者が個別にお花の箱詰め
を行うため、生産者によって品質や規格がバラツキが生まれてしまいます。JA佐久浅間では、生産者
は花を採れたての姿で出荷場に持ち込み、担当者が1本1本実際に見てチェックを行なった上で、品
質・規格別に箱詰めを行います。正に本物の共同生産・共同出荷。この工程が常にブレのない安定品質
という名のブランドを築きあげています。
↑カーネーションの選別作業の様子(左)と、厳密な選別作業を支えるカーネーションレディの皆様(右)
[日持ちに対するこだわり]
カーネーションは1978年に開発されたSTS剤と呼ばれる鮮度保持剤を使うことで、飛躍的に日持
ちが長くなりました。このSTS剤を如何に適切に使うかが品質に大きな影響を及ぼします。JA佐久
浅間ではより効果的なSTS剤の使用を徹底しつつ、かつ鑑賞時の水の濁りが軽減される新しい取組を今
年から実施しています。お客様に選ばれる産地を目指して。産地一丸で日持ちの向上に取組んでいます。
↑毎年産地の方が必ずヌボーへ遊びに?きて下さいます(左)
STS剤は様々なお花の日持ちを2倍・3倍に!(右)