唐辛子のもう1つの楽しみ方 ~JAみなみ信州~

ヌボー生花店 山崎年起

2013年09月03日 09:00

今週のFlowerStoryは、長野県 JAみなみ信州さんの観賞用トウガラシです。
*観賞用トウガラシの花言葉: 旧友、嫉妬





[観賞用トウガラシの紹介]
食用としても観賞用としても有名なトウガラシ。トウガラシは日本には1500年代にポルトガル人
から伝わったとされており、当初は食用ではなく観賞用として楽しまれていました。食用と違って、
観賞用に栽培する際は、綺麗な姿に咲かせるため農薬を使っている可能性が高く、食べると残留農
薬の危険性があるため、口に入れるのは危険です。ちなみに…長野の北信ではトウガラシをコショウ
と呼ぶことがありますが、これは全国的に珍しく九州の一部と長野北信だけの独特な呼び方です。


↑ (左)生産風景。出荷間際の様子。 (右)意外と?身長ほど成長します!


[観賞用トウガラシの特徴]
観賞用トウガラシは数少ない初秋が旬の切り花。食用のトウガラシのように先端が尖った形の品種
と、先端が丸い形の品種があり、どの品種も抜群に日持ちします。他花には滅諦にない光沢感のあ
る真っ黒な品種があり、その希少価値から大変人気の高いお花です。また簡単にドライフラワーに
することができます。是非一度試してみて下さい。


↑ (左)黒品種:ブラックフィンガー (右)丸型:コニカルグリーン


[JAみなみ信州花き部会の特徴]
現在約560名の部会員が在籍し、飯田・下伊那の広域で地形の異なる地域の中、それぞれの地域
の気象条件にあったお花を少量多品目で200種類以上生産しています。少量多品目という非常に
珍しい生産体系を確立した産地として高い評価を受けており、2013年には日本農業賞の大賞を
受賞しました。ダリアの生産量は日本一、ホウズキの生産地としても名高く、近年最も勢いのある
産地として、全国的に大変有名です。


↑ (左)結実する前のお花。可愛い! (右)生産者の酒井さん。感謝です♪



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