今週のFlowerStoryは、伊那市 JA上伊那さんのトルコギキョウです。
*トルコギキョウの花言葉:優美、希望
[トルコギキョウの紹介]
長野県が生産量日本一を誇る花、トルコギキョウ。年間出荷量が200万本を誇り、長野県下でも有
数の生産地、JA上伊那のトルコギキョウ。その大きな特徴は、オリジナル品種にこだわった多品
目栽培を行っていること。JA上伊那で生産している約50品種のトルコギキョウのうち、独自に
育種・開発された品種が8割を占め、他産地にはない花色・花形・咲き方の豊富なトルコギキョウ
が出荷可能な体制を築き上げています。
↑ (左)育苗風景、通常は種苗会社の仕事 (右)生産者が生産する品種を選ぶ展示会
[オリジナル品種にかける想い]
20年ほど前から取り組んでいるオリジナル品種。トルコギキョウの種とりから育苗・切り花の出荷
に至る全ての過程を、JA上伊那管内で全て実施しているため、他産地では一切生産できない完全
オリジナル品種としてブランドを確立しています。JA上伊那の城取さん曰く「特に育種でこだわっ
ている点は、より長持ちする品種の開発です。その点では自信がありますよ。更に近年出荷が減少
している一重咲き品種も大切に育苗しています。」
↑ (左)代表品種の一重パステルムラサキ (右)神田うのさんの結婚式で使われた品種
[お花をまずは見て頂くこと]
JA上伊那の一員として、年間7万本のトルコギキョウを生産している橋爪さん。お花をもっと見
て頂きたい、と語ります。「消費者の方々にとって、お花は心が安らぐものだと思う。我々はお花
は見てもらうために生産している。もちろん買ってもらえるが理想だけど、まずは買わなくてもい
いから、沢山の種類のお花を花屋さんで見てほしい。小さな子供にも見てもらい心の豊かさを育ん
でほしい。そんな使い方して頂けたら幸せです。」
↑ (左)橋爪さん、1本1本に心を込めて (右)花育も積極的に実施しています