一目惚れしたダリアの魅力~千葉県 マルヒロ園芸~

ヌボー生花店 山崎年起

2013年11月19日 09:00

今週のFlowerStoryは、千葉県 マルヒロ園芸さんのダリアです。
*ダリアの花言葉:移ろい、気品





[マルヒロ園芸さんの紹介]
千葉県の北東部に位置する旭市。銚子港にほど近く、南部は美しい九十九里浜に面するこの土地で
ダリアを生産しているのが、マルヒロ園芸の石毛さん。元々はデルフィニウムを中心に花き栽培を
していた石毛さんがダリアに出会ったのが5年前。「一目惚れですね。秋田で鷲沢さんのダリアを見
て、こんな綺麗な花があるのか!と感激しました。それから一気にダリア生産に切り替えました。」


↑ (左)ピンクのバイカラー:サフラン (右)淡いピンクのデコラ咲:エオナG


[ダリアブームの立役者:鷲澤幸治氏]
秋田県にある「秋田国際ダリア園」。同園園長の鷲澤幸治氏は、日本を代表するダリアの育種家。
平成16年に国立フランス園芸協会主催の国際ダリアショーで、外国部門グランプリを受賞。現在、
日本の花き市場に流通する切り花ダリアの約半数程度が、鷲澤さんが育種した品種という驚くべき
実績を残しています。毎年およそ200種に及ぶ新種のダリアが秋田国際ダリア園で開花しています。
*秋田国際ダリア園は一般入園可です(秋限定)


↑ (左)秋田国際ダリア園の様子 (右)生産者のつよーい見方、鷲澤さん


[石毛さんのダリア栽培におかけるこだわり]
「ダリアは花持ちが課題。千葉県は東京の主要花市場に近い土地、という地理メリットを生かして、
極力出荷日の朝にダリアを採花する等、鮮度には非常に気を使っています。」「現在ダリアは大輪
ブーム。でも小中輪でも素敵なダリアが沢山ある。毎年新品種を沢山秋田から導入して試験栽培して
います。その中からよい品種を選抜して、極力バリエーション豊富に生産することを心がけていま
す。」「常に全国を飛び回って勉強の毎日です。」 etc.. 石毛さんのダリアへの愛情は尽きません。


↑ (左)ダリアの生産風景。ダリアは切るタイミングが命。 (右)石毛さん夫妻。



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