今週のFlowerStoryは、埼玉県 高成園さんのフリージアです。
*ストックの花言葉:優雅、天真爛漫
[高成園さんの紹介]
埼玉県の東部に位置し、かつては日光街道の宿場町として栄えた杉戸町。この地で12代も続く農
家であり、40年前からフリージアづくりを手がけているのが、高成園の高舘さん。主役というよ
り脇役として使われることの多かったフリージアに魅了され、日本で最もフリージアの栽培に対し
熱い想いをもって栽培されている生産者さんです。「フリージアは、主役になるだけの価値と魅力が
あるお花。凛々しく、迫力のある本当のフリージアの姿を伝えていきたい。」(高舘雅実さん)
↑(左)定番黄色の品種:アラジン (右)白色の品種:アンバサダー
[フリージアの香りを楽しむために]
出荷のタイミングには強いこだわりを持っています。「蕾が固い状態で出荷してしまうと、花が綺
麗に咲ききりませんし、フリージアの魅力である香りも弱くなってしまいます。切花は土から吸収
した栄養分を蓄えており、その栄養を使って花を咲かせます。蕾が固い状態では、栄養が不十分。
咲く直前まで出荷を我慢することで、お客様の元に届いてから、花が綺麗に咲き切り、本来の非常
に良い香りを楽しむことができます!」
↑(左)次年の球根も丹精こめて自家栽培 (右)紫の香りは、黄・白と異なります
[フリージアと真剣に向き合う]
「花栽培は、日々花と会話し、花の状態を見極め、全力で向き合っていくことが大切です。花が優し
く接してほしい、と感じればそんな環境を準備する。逆に厳しくすべき場面では、あえて厳しい環
境を準備する。全てはお花との信頼関係。フリージアが本来持っている力を十二分に発揮させてあ
げること。子育てと一緒ですね(笑)」日々PTA活動にも奮闘する高舘さん。何事にも熱い方です!
↑(左)あえて水を切る時期もあります (右)高舘さんご一家♪