今週のFlowerStoryは、長野県JA信州諏訪さんのアネモネです。
*アネモネの花言葉:はなかい恋、恋の苦しみ
[JA信州諏訪さんの紹介]
本州のほぼ中央に位置し、諏訪湖周辺から八ヶ岳西麓地帯に広がる広域な地域を管轄するJA信州
諏訪。標高が高く、一日の温度差が大きく、晴天率が高い。そんな全国で指折りの恵まれた栽培環
境下で育った高品質なお花は、全国各地へ供給されています。そんなJA信州諏訪が全国一の生産
量を誇る冬の花「アネモネ」。JA信州諏訪のアネモネは他の産地に比べて、丈がしっかりと伸び、
また茎も非常に固くしっかりとしており、品質面で非常に高い評価を受けています。
↑(左)葉っぱだらけのアネモネ栽培。 (右)葉をかき分けると芽が隠れています。
[アネモネの魅力]
鮮やかな色の花びらが可愛いアネモネ。でも実はこれ、花びらではなく「ガクヘン(=ガク)」。
ガクは花びらと同じような働きをしますが、アネモネは花びらのない植物。また、夜になるとガク
を閉じ、朝の光とともにガクを広げます。温度と光で開閉を繰り返し生長していくユニークな植物
で、開くたびにどんどんお花は大きくなっていきます。お花を長持ちさせたい時は、できるだけ暗
くて涼しい場所に飾りましょう。ガクを閉じた時も開いた時も、それぞれ違った魅力があります。
↑(左)ガクが閉じた状態。可愛い♪ (右)ガクが開いた状態。豪華!!
[高品質のお花を届けるために]
アネモネは首が曲がりやすい切花の1つ。従来はお花を横に寝せた状態で梱包・出荷しており、輸
送中にお花が上に伸びようとするため、首曲がりを助長していました。JA信州諏訪では、お花を
立てた状態で出荷できる出荷箱を導入し、さらに輸送は全て温度管理のできるトラックで輸送する
ことで、畑で咲いていた時の鮮度を維持するよう努力しています。「アネモネは本当に魅力的な花。
沢山の方々に魅力を感じて頂ければ」(平出さん)そんな想いがアネモネに込められています。
↑(左)アネモネ専用の縦型の輸送箱。 (右)生産者のお一人、平井さん。