今週のFlowerStoryは、栃木県カクタ花農場さんのスイートピーです。
*スイートピーの花言葉:門出、思い出
[カクタ花農場の紹介]
栃木県の南部に位置する小山市。この地域は年間平均気温が低く、年間降水量も大変少ない地域。
農業に適した気候に恵まれており、古くから菊・カーネーション、バラなど、花き栽培の盛んな地
域です。スイートピーに惚れ込み、20年前から栃木県で唯一スイートピーを生産しているのが、
角田盛一さん。元々は家族で行っていた花栽培も2010年から農業法人「カクタ花農場」を立ち
上げるまでとなり、通年通じて個性的で高品質な各種切り花を出荷している生産者さんです。
↑カクタ花農園の皆様。真中下が角田盛一さん。出荷最盛期に向けて大忙し!
[栃木県で作るスイートピーだからこそ]
冬から春にかけて出荷されるスイートピーの主な生産地は、宮崎県や愛知県など、平均気温が高く
温かい地域ばかり。寒い地域での冬期の花栽培は、栽培時間も長く・コストもかかります。逆に、時
間をかけて手間暇を惜しまず栽培されたスイートピーだからこそ、十二分に土壌から栄養を吸収し
て育つため、多産地よりも丈が長く、花つきのよい最高品質のスイートピーが出荷できます。
↑8月頃に苗を定植(左) ツル性植物なので、網を張って這わせて栽培(右)
[最高級のスイートピーの楽しみ方]
寒い冬を超えて栽培される2月の切花達は、年間通じてみても最高品質の切り花が出荷される時期。
スイートピーも例外ではありません。「私の栽培するスイートピーは栽培に時間がかかるので、蕾
が付いた状態で出荷する場合も多くあります。ただし、それは寒い2月までの話し。蕾から咲く過
程を楽しめるのは、今の時期だけ、と言えます。ちなみにスイートピーは糖分大好きなので、切花
栄養剤をお水を入れることをお忘れなく!」まさにスイートピーを楽しむなら”今でしょ♪”ですね。
↑手間暇を惜しまず、手入れし続けます(左) 人間の身長以上に成長!!(右)
*FlowerStoryをさらに詳しく解説した動画です。