2013年04月23日

"ブランド"ガーベラが誕生する日 ~静岡県 JA大井川 ガーベラ部会~

今週のFlowerStoryは、静岡県JA大井川ガーベラ部会さんのガーベラです。



[JA大井川ガーベラ部会の紹介]
静岡県はガーベラ生産量が日本一。そんなガーベラ大国の中でも、鮮度にこだわったガーベラを生産し
ているのが、JA大井川ガーベラ部会。日本で唯一、全量のガーベラをELFと呼ばれる水入りバケツで
流通させることで、ガーベラ特有の首曲がりや弁のソリを軽減させています。

[ガーベラの歴史]
ガーベラの歴史は比較的新しく、日本に渡来したのは大正初期。昭和33年4月に松川時春氏が八重咲
きのガーベラの育種に成功し、営利目的でガーベラ栽培が始まったのが昭和40年代。その後昭和50
年代に開発されたメリクロンと呼ばれる組織培養技術がガーベラの大量生産を可能とし、今ではキク・
カーネーション・バラに次ぐ出荷量を占めるまでに成長しました。以前は花持ちの面で難点のあるお花
でしたが、日進月歩で品種改良が進み、花持ちは格段に良くなり、ガーベラ本来の魅力である多彩な色
や咲き方もより豊富になりました。現在では年代問わず非常に高い人気を誇る花として定着しています。

[JA大井川ガーベラ部会のこだわり]
私達が生産したお花で、消費者に感動・喜びを届けたい。。そんな消費者満足の追求がJA大井川ガー
ベラ部会のこだわり。「ピシット宣言」と呼ばれる独自の品質管理基準により、品質基準の厳守、鮮度
保持の徹底、安定供給の実施、定期的な情報発信、環境配慮型の生産体系の確立を高いレベルで実現し
ています。特に、大手花市場の試験ルームにて毎月花持ち実験を繰り返し行い、品質の向上に貪欲に取
り組んでいます。この花持ち実験は、室温26℃、湿度60%という環境下で実施されており、JA大
井川ガーベラ部会さんのガーベラは10日以上花持ちすることが確認されています(試験に合格しない
とそのガーベラは販売できません)。将来、JA大井川ガーベラ部会さんのガーベラが【ブランド】に
なる日が来ることは間違いありません。


↑試験ルームの様子。繰り返し試験を実施するのはJA大井川さんだけ。


↑病気の広がりを防ぐため、1株ごとに隔離して生産しています。


↑細いチューブを通じて、各株に 養液やお水が行き渡ります。


↑大きく成長した葉っぱ。太陽をいっぱいあびて栄養補給します。


↑中心的存在、生産者田代さん。数々の賞を受賞されています!!
  


Posted by ヌボー生花店 山崎年起 at 14:57Comments(0)FlowerStory

2013年04月23日

[Photo]JA大井川ガーベラ

皆様から投稿頂いた、静岡県JA大井川さんのガーベラの画像です。

*今週のBestPhoto タキユさんより。
まるでポストカードのような写真ですね。撮影が楽しそうです♪


*その他の写真の紹介です。






































  


Posted by ヌボー生花店 山崎年起 at 12:06Comments(0)

2013年04月16日

新鮮なイキイキしたバラに出会える日 ~静岡県 JA大井川 バラ部会~

今週のFlowerStoryは、静岡県JA大井川バラ部会さんのバラです。



[JA大井川バラ部会の紹介]
静岡県の中央部を南北に流れる大井川。その沿岸で鮮度に徹底的にこだわったバラを作り続ける生産者
グループ、JA大井川バラ部会。所属してる生産者の数は30名。30名もの大人数の生産グループに
なると、生産者間での品質のバラツキが発生しやすくなりますが、JA大井川さんは徹底した鮮度管理
を実施することで、グループ全体として高い評価を得ています。長持ちするバラといったらJA大井川。
今日もどこかでそんな声が飛び合う、優良産地です。

[こだわり①:徹底した花持ち実験]
JA大井川のバラ部会では、栽培されている全生産者の全品目について花持ち試験を実施しています。
外部の試験室にて室温26℃、湿度60%という環境下にバラを飾り、5日後なにかしらの鮮度不良が
発生しないか、実験します。この試験で合格しない限り、バラは出荷できません。しかもこの実験は毎
月実施。先月はOKだったバラでも、次月の結果がNGであれば出荷停止となります。厳しいハードル
を生産者が自ら課すことで、徹底したお客様第一主義を、生産者みなで共有しています。

[こだわり②:徹底した輸送技術による鮮度維持]
バラはデリケートな切花。生産地では鮮度が抜群のバラも、花屋さんへ輸送中に鮮度が急激に劣化して
しまうことも多々あります。それを未然に防ぐため、JA大井川さんがこだわっているポイントは2つ。
1つが湿式バケツでの輸送。従来お花は輸送中、水に付けず花を横にしてダンボールに詰めて産地から
出荷されていました。しかしJA大井川さんのバラは全て水の入ったバケツにバラが縦て入った状態で
輸送され、お花の断水時間が一切なく、イキイキした状態が維持できます。2つ目は輸送中の温度管理
の徹底。バラは温度差に非常に敏感で、暑い場所と寒い場所を行ったり来たりすると、急激に弱ってし
まいます。そこでお花の保管場所から輸送中のトラックの中まで一貫して一定の温度になるよう温度管
理を徹底します。「お客様に喜んで頂くために何ができるのか?」それを考え・実行し続けれられる産
地だからこそ、長持ちするバラが提供できるのです。


↑鮮度にこだわったJA大井川のバラの中でも、更に厳選されたバラに付けられるブランド「メダリオン」。


↑花持ち実験に合格したバラに付けられるタグマーク。


↑輸送中のバケツの中の水には鮮度保持剤が入っています。


↑JA大井川のお花を運ぶ車。温度管理に抜かりはありません。
  


Posted by ヌボー生花店 山崎年起 at 08:02Comments(0)FlowerStory

2013年04月16日

[Photo]JA大井川バラ

皆様から投稿頂いた、静岡県JA大井川さんのバラの画像です。

*今週のBestPhoto フジワラさんより。
デルフィニウムとのコントラストが非常に綺麗です。メイン花+添え花のバランスGood!


*その他の写真の紹介です。


































  


Posted by ヌボー生花店 山崎年起 at 05:12Comments(0)

2013年04月09日

カラーの常識を覆した男の物語 ~千葉県 BloomNet~

今週のFlowerStoryは、千葉県BloomNetさんのカラーです。



[BloomNetさん紹介]
千葉県君津市。この地域は全国有数のカラーの生産地。君津地域の中でもトップクラスの栽培技術を誇
るカラーの生産団体、それがBloomNetさん。BloomNetの中心的存在である杉谷さんは、
常に「お客様本位」をモットーにカラーを出荷し続けています。

[”蕾で買った方がお花が長く楽しめる”との戦い]
切花を購入されるお客様が最も勘違いされている事、それは「蕾で買った方がお花を長く楽しめる」とい
う思い込み。カラーもBloomNetを立ち上げた十数年前は、蕾の固い状態で出荷しないと売れな
い、との間違った販売戦略から、お客様の元に届いてもカラーは綺麗に咲くことができず、長持ちしな
いお花でした。本来はある程度産地にて綺麗に咲かせた状態で出荷し、お客様の元に早く届けばお花が
綺麗に咲き切り、逆に長くお花を楽しむことができます。杉谷さんは「お花にとって当たり前のことを
当たり前にやりたい。咲かなければお花として魅力がなく、お客様にとっても価値がない」との信念か
ら、咲かせた状態でのカラーの出荷に挑戦し、その姿勢が徐々に浸透し、BloomNetのカラーは
今では非常に高い評価を得るまでになりました。

[湿地性カラーの悲しい物語]
カラーには主に湿地性のカラーと畑地性のカラーがあり、両者は全く違う花のように特性が異なります。
一般的に畑地性のカラーは比較的高級品で、湿地性のカラーの方がリーズナブル。その湿地性のカラー
の代表品種だったのがチルドシアナ。しかし十数年前、全国各地で疫病が発生し、国内のチルドシアナ
はほぼ全滅。その後、原因となった疫病に強い品種ウエディングマーチが登場し、湿地性カラーが再度
多く流通するようになったものの、ウエディングマーチは茎が非常に太く、一般のお客様にとっては自
宅に飾り難い、という難点があります。杉谷さんは「より多くの人にカラーを楽しんでもらいたい」と
の思いから、チルドシアナとウエディングマーチの良さを掛けあわせた品種「しろたえ」を開発。杉谷
さんはまだまだ貴重品種である「しろたえ」を中心に、自宅に気軽に飾ってもらえるカラーの普及を目
指し、日々努力されています。


湿地性のカラーは水たまりのようなハウスで生産されています。


場所によって水の深さ40cm以上も!危険なので見学は外から。


咲いたカラーの出荷は、とにかく1本1本丁寧に作業します。


独特な組み方・保管の仕方で、花を傷つけないよう工夫します。


出荷箱も特殊な形。咲いたカラーを出荷するためには様々な工夫が必要。


生産者:杉谷さん。カラーの常識を覆した方です!


*Youtubeより① BloomNetさん紹介VTR


*Youtubeより② 杉谷さんのカラーへの思い

  


Posted by ヌボー生花店 山崎年起 at 07:16Comments(0)FlowerStory

2013年04月09日

[Photo]BloomNetカラー

皆様から投稿頂いた、千葉県BloomNetさんのカラーの画像です。

*今週のBestPhoto キタハラさんより。
カラーの茎を生かして、お花遊びして下さいました♪


*その他の写真の紹介です。































  


Posted by ヌボー生花店 山崎年起 at 07:05Comments(0)

2013年04月02日

長野県代表アルストロメリア ~駒ヶ根市 JA上伊那~

今週のFlowerStoryはJA上伊那のアルストロメリアです。



[JA上伊那のアルストロメリア]
長野県は全国6番目の花き生産量を誇るお花の大生産地。数あるお花の中でも長野県で全国シェア
圧倒的No.1を誇るのがアルストロメリア。日本のアルストロメリア生産は、昭和50年代初頭にオ
ランダ視察を契機に苗を導入したのが始まりで、導入初期から全国のアルストロメリアの生産を常
にリードしてきた産地がJA上伊那です。JA上伊那のアルストロメリアの年間生産量は約130
0万本で日本一!冷涼で晴れの日が多い気候を生かして品質の良いお花を生産し、JA上伊那のア
ルストロメリアは花き市場で高いブランド力があり、高い評価を受けています。

[アルストロメリアを普及させたJA上伊那]
アルストロメリアは本来、冬の低温を受けた地下茎から次々と芽を出し、春から夏にかけて連続し
て開花する植物。にもかかわらず現在では秋から春まで断続的に出荷されるお花として定着してい
るのは「地中冷却」技術が定着してきたから。地中冷却は夏期に苗の植えてある土の温度を15℃
以下に保つことで、秋や冬にアルストロメリアを開花させることができる技術。地中冷却の他にも
アルストロメリアは栽培期間が長く、潅水・施肥量(水や肥料をあげる量)も多いため、栽培に非
常に手間がかかる植物ですが、その潅水・施肥作業を自動で行う養液土耕栽培法も普及してきまし
た。更に流通過程での湿式輸送(水分につけた状態でお花を輸送する技術)が定着化し、アルスト
ロメリアの最大の特徴である日持ちも向上しました。これら技術の開発・導入を積極的に実施して
きたのがJA上伊那。JA上伊那のアルストロメリアへの情熱が、日本にアルストロメリアを普及
させたといっても過言ではありません。


↑JA上伊那は新品種の導入にも積極的で、約150品種ほどの
アルストロメリアを出荷されています!(毎年増え続けています!)


↑アルストロメリアの栽培風景。人丈以上に伸びたアルストロメリアを採花します。


↑JA上伊那花き部会のドン、吉澤さん!
  


Posted by ヌボー生花店 山崎年起 at 11:32Comments(0)FlowerStory

2013年04月02日

[Photo]JA上伊那アルストロメリア

皆様から投稿頂いた、JA上伊那さんのアルストロメリアの画像です。

*今週のBestPhoto スギタさんより。
まさにお花のある生活!食卓の真ん中にさりげなくお花、オシャレですね~♪






























  


Posted by ヌボー生花店 山崎年起 at 08:09Comments(0)