2014年04月22日
農家が感謝する花、カンパニュラ~秋田県 JA秋田ふるさと~
今週のFlowerStoryは、秋田県JA秋田ふるさとさんのカンパニュラです。
*カンパニュラの花言葉:感謝

[JA秋田ふるさとさんの紹介]
秋田県南東部に広がる横手盆地。国内有数の穀倉地帯で、あきたこまちの主産地の1つとして有名
なこの地で、初夏の代表花、カンパニュラを生産しているのが、JA秋田ふるさとさん。JA秋田
ふるさとさんは、秋田県内で最も花き栽培の盛んな地域で、キク・ユリ・シンビジウム・トルコギ
キョウなど、13品目もの花を通年通じて出荷されています。「カンパニュラは、トルコギキョウ
の裏作(*)として栽培しているお花です。寒さに強く、豪雪地帯のこの地域で、暖房をそれほど
使わずに栽培できるこの花は、農家の安定収入を支える上で、必要不可欠なお花。本当に助かりま
すね(笑)」(JA秋田ふるさと渡辺さん)

↑カンパニュラの栽培風景
[カンパニュラの特徴]
「切り花のカンパニュラには、大きく分けてチャンピオンシリーズと、チャイムシリーズの2種類
があります。チャンピオンは花弁が大きく存在感があり、定番のアイテム。逆にチャイムは小輪系
で、可愛らしい印象の花。好みは別れますが、ボリューム感のあるチャンピオンの方が良く売れま
すが、ぜひチャイムにも注目して欲しいですね。」「カンパニュラは、花持ちが良く、花弁も特徴的
な花ですが、出荷量は多くはないので、ホームセンターやスーパーでそれほど販売されていません。
だから花屋さん向きのアイテムだと思うので、ぜひ花屋さんで見て・選んで、楽しんで下さい!」

↑左がチャンピオン、右がチャイム。細かな違いは是非店頭で確認下さい!
*裏作とは…主目的とする作物を収穫したあと、次の作付けまでの期間を利用して、
同じ施設・畑を利用して、他の作物を栽培 すること。後作とも言う。JA秋田ふるさとさんでは、
トルコギキョウの施設を利用して、カンパニュラを栽培している。
*FlowerStoryをさらに詳しく解説した動画です。
*カンパニュラの花言葉:感謝

[JA秋田ふるさとさんの紹介]
秋田県南東部に広がる横手盆地。国内有数の穀倉地帯で、あきたこまちの主産地の1つとして有名
なこの地で、初夏の代表花、カンパニュラを生産しているのが、JA秋田ふるさとさん。JA秋田
ふるさとさんは、秋田県内で最も花き栽培の盛んな地域で、キク・ユリ・シンビジウム・トルコギ
キョウなど、13品目もの花を通年通じて出荷されています。「カンパニュラは、トルコギキョウ
の裏作(*)として栽培しているお花です。寒さに強く、豪雪地帯のこの地域で、暖房をそれほど
使わずに栽培できるこの花は、農家の安定収入を支える上で、必要不可欠なお花。本当に助かりま
すね(笑)」(JA秋田ふるさと渡辺さん)

↑カンパニュラの栽培風景
[カンパニュラの特徴]
「切り花のカンパニュラには、大きく分けてチャンピオンシリーズと、チャイムシリーズの2種類
があります。チャンピオンは花弁が大きく存在感があり、定番のアイテム。逆にチャイムは小輪系
で、可愛らしい印象の花。好みは別れますが、ボリューム感のあるチャンピオンの方が良く売れま
すが、ぜひチャイムにも注目して欲しいですね。」「カンパニュラは、花持ちが良く、花弁も特徴的
な花ですが、出荷量は多くはないので、ホームセンターやスーパーでそれほど販売されていません。
だから花屋さん向きのアイテムだと思うので、ぜひ花屋さんで見て・選んで、楽しんで下さい!」

↑左がチャンピオン、右がチャイム。細かな違いは是非店頭で確認下さい!
*裏作とは…主目的とする作物を収穫したあと、次の作付けまでの期間を利用して、
同じ施設・畑を利用して、他の作物を栽培 すること。後作とも言う。JA秋田ふるさとさんでは、
トルコギキョウの施設を利用して、カンパニュラを栽培している。
*FlowerStoryをさらに詳しく解説した動画です。
2014年04月15日
バラのブランド品、それがメダリオン~静岡県 JA大井川バラ部会~
今週のFlowerStoryは、静岡県JA大井川さんのバラです。
*バラの花言葉:愛

[JA大井川バラ部会の紹介]
静岡県の中央部を南北に流れる大井川。その沿岸で鮮度に徹底的にこだわったバラを作る生産者グ
ループ、それがJA大井川バラ部会。所属してる生産者の数は24名。大人数の生産者グループな
がら、生産者間での品質のバラツキを極力抑え、安定して高品質なバラを提供しています。長持ち
するバラといったらJA大井川。全国各地から、そんな評価が飛び交う生産者グループです。

↑JA大井川のバラは「メダリオン」というブランド名で認知されています。
[こだわり①:徹底した日持ち実験]
JA大井川バラ部会では、出荷する全ての生産者のバラを対象に、日持ち試験を実施しています。
外部の試験室にて室温26℃、湿度60%という環境下でバラを飾り、5日間鮮度不良が発生しな
いか、検査します。この試験に合格できたバラだけが、JA大井川のバラとして出荷されます。厳
しいハードルを生産者が自ら課すことで、徹底した鮮度管理を、グループ全体で共有しています。

↑試験に合格したバラには専用のタグが付けられます(左) 実験の様子(右)
[こだわり②:徹底した輸送技術による鮮度維持]
バラは非常にデリケートなお花。生産地で鮮度が抜群のバラも、花屋までの輸送中に鮮度が急激に
劣化してしまうことが多々あります。それを防ぐために、輸送におけるこだわりポイントは2つ。
1つ目が湿式バケツでの輸送。JA大井川のバラは全て水入りバケツで輸送され、お花の断水時間
が一切なく、お花に無駄なストレスを与えません。2つ目が輸送中の一貫した温度管理。バラは温度
差に非常に敏感なため、バラの保管場所から輸送中のトラックの中まで、一定の温度での管理を徹
底します。「お客様に喜んで頂くために何ができるのか?」それを考え・実行し続けれられる産地
だからこそ、長持ちするバラが提供できるのです。

↑生産者集合写真。チームワーク力こそ、高品質を維持する最大の秘訣。
*FlowerStoryをさらに詳しく解説した動画です。
*バラの花言葉:愛

[JA大井川バラ部会の紹介]
静岡県の中央部を南北に流れる大井川。その沿岸で鮮度に徹底的にこだわったバラを作る生産者グ
ループ、それがJA大井川バラ部会。所属してる生産者の数は24名。大人数の生産者グループな
がら、生産者間での品質のバラツキを極力抑え、安定して高品質なバラを提供しています。長持ち
するバラといったらJA大井川。全国各地から、そんな評価が飛び交う生産者グループです。

↑JA大井川のバラは「メダリオン」というブランド名で認知されています。
[こだわり①:徹底した日持ち実験]
JA大井川バラ部会では、出荷する全ての生産者のバラを対象に、日持ち試験を実施しています。
外部の試験室にて室温26℃、湿度60%という環境下でバラを飾り、5日間鮮度不良が発生しな
いか、検査します。この試験に合格できたバラだけが、JA大井川のバラとして出荷されます。厳
しいハードルを生産者が自ら課すことで、徹底した鮮度管理を、グループ全体で共有しています。

↑試験に合格したバラには専用のタグが付けられます(左) 実験の様子(右)
[こだわり②:徹底した輸送技術による鮮度維持]
バラは非常にデリケートなお花。生産地で鮮度が抜群のバラも、花屋までの輸送中に鮮度が急激に
劣化してしまうことが多々あります。それを防ぐために、輸送におけるこだわりポイントは2つ。
1つ目が湿式バケツでの輸送。JA大井川のバラは全て水入りバケツで輸送され、お花の断水時間
が一切なく、お花に無駄なストレスを与えません。2つ目が輸送中の一貫した温度管理。バラは温度
差に非常に敏感なため、バラの保管場所から輸送中のトラックの中まで、一定の温度での管理を徹
底します。「お客様に喜んで頂くために何ができるのか?」それを考え・実行し続けれられる産地
だからこそ、長持ちするバラが提供できるのです。

↑生産者集合写真。チームワーク力こそ、高品質を維持する最大の秘訣。
*FlowerStoryをさらに詳しく解説した動画です。
2014年04月08日
カラーの常識を覆した男の物語~千葉県 BloomNet~
今週のFlowerStoryは、千葉県BloomNet(ブルームネット)さんのカラーです。
*カラーの花言葉:華麗なる美

[ブルームネットさんの紹介]
千葉県君津市。この地は全国有数のカラーの生産地。君津地域の中でも、トップクラスの栽培技術
を誇るカラーの生産団体、それがブルームネットさん。ブルームネットさんが得意とする湿地性の
カラーの栽培には、君津市の豊富な地下水が欠かせません。「君津市は地下水の温度が1年を通じ
て15度前後。地下水が夏は球根を冷やし、冬は球根を温める役割を果たします。だから君津市は
湿地性カラーにとって最高の適地なのです。」

↑湿地性カラーの圃場は水浸し(左) 中に入れないので外から見学(右)
[常識を覆したブルームネットのカラー]
ブルームネットのカラーが高い評価を受ける理由、それは”咲かせたカラー”を出荷しているから。
「十数年前、カラーは蕾の状態で採花し出荷することが当たり前だった。でも蕾のカラーを出荷し
ても、お客様の元で綺麗に花が咲くことは稀です。蕾の切り花は長持ちする、は勘違いで、カラーは
圃場で咲かせて出荷した方が、花が長持ちします。当時は綺麗に咲いたカラーをお客様も花屋さんも
見たことがなかったと思う。その常識を覆し、本物のカラーを1日でも長く楽しんでほしい。そん
な想いで、ブルームネットを立ち上げました。」

↑咲いたカラーなので、傷つけないように1本1本丁寧に梱包します。
[湿地性カラーの悲しい物語]
十数年前まで、湿地性カラーの代表品種はチルドシアナでした。しかし、全国各地で疫病が発生し、
国内のチルドシアナはほぼ全滅…。その後、疫病に強い品種ウエディングマーチが誕生し、湿地性
カラーは復活したものの、ウエディングマーチには茎が太いという欠点があり、自宅用切り花とし
ては敬遠されるお花でした。ブルームネットの中心的人物である杉谷一弥さんは「より多くの人に
カラーを楽しんでもらいたい」との思いから、疫病に強く、かつ茎が細いカラー「しろたえ」の開
発に成功。自宅で気軽に飾ってもらえるカラーの普及を目指し、邁進しています!

↑杉谷一弥さん(左) 咲いたカラーのために出荷箱も特注品♪(右)
*FlowerStoryをさらに詳しく解説した動画です。
*カラーの花言葉:華麗なる美

[ブルームネットさんの紹介]
千葉県君津市。この地は全国有数のカラーの生産地。君津地域の中でも、トップクラスの栽培技術
を誇るカラーの生産団体、それがブルームネットさん。ブルームネットさんが得意とする湿地性の
カラーの栽培には、君津市の豊富な地下水が欠かせません。「君津市は地下水の温度が1年を通じ
て15度前後。地下水が夏は球根を冷やし、冬は球根を温める役割を果たします。だから君津市は
湿地性カラーにとって最高の適地なのです。」

↑湿地性カラーの圃場は水浸し(左) 中に入れないので外から見学(右)
[常識を覆したブルームネットのカラー]
ブルームネットのカラーが高い評価を受ける理由、それは”咲かせたカラー”を出荷しているから。
「十数年前、カラーは蕾の状態で採花し出荷することが当たり前だった。でも蕾のカラーを出荷し
ても、お客様の元で綺麗に花が咲くことは稀です。蕾の切り花は長持ちする、は勘違いで、カラーは
圃場で咲かせて出荷した方が、花が長持ちします。当時は綺麗に咲いたカラーをお客様も花屋さんも
見たことがなかったと思う。その常識を覆し、本物のカラーを1日でも長く楽しんでほしい。そん
な想いで、ブルームネットを立ち上げました。」

↑咲いたカラーなので、傷つけないように1本1本丁寧に梱包します。
[湿地性カラーの悲しい物語]
十数年前まで、湿地性カラーの代表品種はチルドシアナでした。しかし、全国各地で疫病が発生し、
国内のチルドシアナはほぼ全滅…。その後、疫病に強い品種ウエディングマーチが誕生し、湿地性
カラーは復活したものの、ウエディングマーチには茎が太いという欠点があり、自宅用切り花とし
ては敬遠されるお花でした。ブルームネットの中心的人物である杉谷一弥さんは「より多くの人に
カラーを楽しんでもらいたい」との思いから、疫病に強く、かつ茎が細いカラー「しろたえ」の開
発に成功。自宅で気軽に飾ってもらえるカラーの普及を目指し、邁進しています!

↑杉谷一弥さん(左) 咲いたカラーのために出荷箱も特注品♪(右)
*FlowerStoryをさらに詳しく解説した動画です。
2014年04月01日
洒落たアルストロメリアを目指して~飯島町 信州片桐花卉園~
今週のFlowerStoryは、飯島町 信州片桐花卉園さんのアルストロメリアです。
*アルストロメリアの花言葉:未来への憧れ

[信州片桐花卉園さんの紹介]
別名「花の町」とも呼ばれ、長野県下有数の花き栽培の盛んな町、長野県飯島町。全国で最もアル
ストロメリアの栽培が盛んな地域でもある、この町で、アルストロメリア栽培の先駆者的存在が、
信州片桐花卉園さん。現在、育種も独自に行いながら、他産地が栽培しないような珍しい品種の栽
培に力を入れています。「アルストロメリアはいつ頃からか、仏花の印象が強くなってしまった。
そんな印象を覆すのが、私の使命です!」

↑2代目:片桐鏡仁さん(左) 猫は圃場のモグラ退治で大活躍!(右)
[オランダ研修の経験を生かして]
片桐花卉園2代目の片桐鏡仁(アキヒト)さんは、20代のころオランダの種苗会社で研修して家業
に戻りました。今でもその縁は続いており、最新の品種を日本で唯一試作していたり、日本人には
好みかもしれないが、世界標準にはならない、として商品化されなかった品種を譲り受けたりして
います。「首都圏の小洒落た花屋さんは、最近花束にアルストロメリアを使わない。悔しいので、
日本人好みの繊細で、可愛らしいアルストロメリアを提供していきたい。そう思っています。」

↑片桐さん一押し:おぼろ月(左) 小輪系の代表品種:エクストリーム(右)
[日持ち抜群の小輪系アルストロメリア]
日本で販売されている大半のアルストロメリアはオランダで育種され、大輪化の傾向が強くなって
いますが…。「私のオススメは小輪系のアルストロメリア。何より日持ちが抜群。一度飾ってみて
下さい!驚きますよ、きっと。更に小花が何段にもなって咲くので、本当に可愛らしい。特に当園
の小輪系は、しっかりと上段まで咲かせて出荷するので、余計にシャレた花に仕上がっています♪
そう思っているの私だけでしょうか?(笑)」

↑様々な品種をテスト栽培しています(左) 育種のための種の採取(右)
*FlowerStoryをさらに詳しく解説した動画です。
*アルストロメリアの花言葉:未来への憧れ

[信州片桐花卉園さんの紹介]
別名「花の町」とも呼ばれ、長野県下有数の花き栽培の盛んな町、長野県飯島町。全国で最もアル
ストロメリアの栽培が盛んな地域でもある、この町で、アルストロメリア栽培の先駆者的存在が、
信州片桐花卉園さん。現在、育種も独自に行いながら、他産地が栽培しないような珍しい品種の栽
培に力を入れています。「アルストロメリアはいつ頃からか、仏花の印象が強くなってしまった。
そんな印象を覆すのが、私の使命です!」

↑2代目:片桐鏡仁さん(左) 猫は圃場のモグラ退治で大活躍!(右)
[オランダ研修の経験を生かして]
片桐花卉園2代目の片桐鏡仁(アキヒト)さんは、20代のころオランダの種苗会社で研修して家業
に戻りました。今でもその縁は続いており、最新の品種を日本で唯一試作していたり、日本人には
好みかもしれないが、世界標準にはならない、として商品化されなかった品種を譲り受けたりして
います。「首都圏の小洒落た花屋さんは、最近花束にアルストロメリアを使わない。悔しいので、
日本人好みの繊細で、可愛らしいアルストロメリアを提供していきたい。そう思っています。」

↑片桐さん一押し:おぼろ月(左) 小輪系の代表品種:エクストリーム(右)
[日持ち抜群の小輪系アルストロメリア]
日本で販売されている大半のアルストロメリアはオランダで育種され、大輪化の傾向が強くなって
いますが…。「私のオススメは小輪系のアルストロメリア。何より日持ちが抜群。一度飾ってみて
下さい!驚きますよ、きっと。更に小花が何段にもなって咲くので、本当に可愛らしい。特に当園
の小輪系は、しっかりと上段まで咲かせて出荷するので、余計にシャレた花に仕上がっています♪
そう思っているの私だけでしょうか?(笑)」

↑様々な品種をテスト栽培しています(左) 育種のための種の採取(右)
*FlowerStoryをさらに詳しく解説した動画です。