2014年06月03日

この芍薬を楽しまずして花好きは語れない~飯山市 JA北信州みゆき~

今週のFlowerStoryは、飯山市JA北信州みゆきさんの芍薬です。
*芍薬の花言葉:恥じらい、はにかみ


この芍薬を楽しまずして花好きは語れない~飯山市 JA北信州みゆき~


[JA北信州みゆきさんの紹介]
中野・飯山地域は、生産量全国一の芍薬の名産地。まんまるな可愛らしい蕾からは想像出来ない大輪の
花が咲き誇る。そんな魅力を持つ芍薬は、現在初夏を代表する花として人気の高いお花です。飯山市を
中心としたJA北信州みゆき管内では、約70名の生産者が芍薬を生産されており、モットーは「必ず
開花する豪華な芍薬を提供すること」。全生産者がその想いを胸に最高級の芍薬を提供されています。

[芍薬の開花にこだわる理由]
「芍薬は購入しても半分も咲かない。開花しない芍薬はゴミも同然」。数年前JA北信州みゆきの芍薬
生産者は調査で訪れた花市場にて、花屋さんから衝撃的な言葉を耳にします。「我々はなんのために花
を生産しているのか?」市場から帰りの車中、生産者皆が「必ず咲く芍薬を提供する!」で想いが一致
します。元々芍薬は日持ちが長い切花ではありません。ある程度咲かせて出荷すると「咲きすぎ」と言
われ、固い蕾で出荷すると「咲かない」と言われる。その中間の一瞬の絶妙な出荷タイミングを、部会員
全員で研究し尽くし、全員で徹底し続けていくことでしか、「開花して長持ちする」芍薬を提供する術
はありません。「芍薬ほど変化が面白い花はない。それは開花してこそ楽しめる。その魅力をより多く
の人に楽しんでほしい。」そんな想いがこめられた満開に咲く芍薬こそが、本物の芍薬なのです。

[5年の歳月をかけて芍薬は出荷されます]
以前からJA北信州みゆきさんは芍薬の輪の大きさにこだわりを持って栽培されています。芍薬の株を
植えてから4年間は株を生育する期間に当てられ、一切出荷は行われません(他産地は3~4年目から
出荷されます)。5年目の芍薬は1本1本の蕾が大きく、咲いた時は非常に豪華に。1度見たら間違い
なくファンになる、JA北信州みゆきさんの芍薬には、人の心を惹きつける魔力が備わっています。


この芍薬を楽しまずして花好きは語れない~飯山市 JA北信州みゆき~
↑一面に広がる芍薬畑。これが咲き誇った時、それはまさに花畑に!

この芍薬を楽しまずして花好きは語れない~飯山市 JA北信州みゆき~
↑1株に30本以上の花がつきます(左) 2年目の株。株育成中(右)

この芍薬を楽しまずして花好きは語れない~飯山市 JA北信州みゆき~
↑出荷する株も大半は花を落とすることで、株育成し来年に備えます(左)
 JA北信州みゆき販売担当の藤巻さん♪(右)



同じカテゴリー(FlowerStory)の記事画像
未来の夏花の主役を担う花~福岡県 JA糸島クルクマ共選部会~
ラン王国タイに咲く、トロピカルな花~タイ 須藤商会~
トルコギキョウの歴史はここから始まった~長野県 JAちくま~
特許をも獲得した小さなヒマワリ~北海道 JA新すながわ~
日本一のネギの町は、日本一のユリの町~埼玉県 JAふかや ユリ部会~
小さなグラジオラスに込められた想い~茨城県 萩島園芸~
同じカテゴリー(FlowerStory)の記事
 未来の夏花の主役を担う花~福岡県 JA糸島クルクマ共選部会~ (2014-07-08 09:00)
 ラン王国タイに咲く、トロピカルな花~タイ 須藤商会~ (2014-07-01 09:00)
 トルコギキョウの歴史はここから始まった~長野県 JAちくま~ (2014-06-24 09:00)
 特許をも獲得した小さなヒマワリ~北海道 JA新すながわ~ (2014-06-17 09:00)
 日本一のネギの町は、日本一のユリの町~埼玉県 JAふかや ユリ部会~ (2014-06-10 05:00)
 小さなグラジオラスに込められた想い~茨城県 萩島園芸~ (2014-05-27 05:00)

Posted by ヌボー生花店 山崎年起 at 05:00│Comments(0)FlowerStory
上の画像に書かれている文字を入力して下さい
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。