2013年11月12日

菊とマム、それぞれに魅力がある~愛知県 杉江志信~

今週のFlowerStoryは、愛知県 杉江志信さんのマムです。
*マムの花言葉:高潔


菊とマム、それぞれに魅力がある~愛知県 杉江志信~


[杉江さんの紹介]
日本最大のお花の生産地、愛知県渥美半島。この地でピンポンマムに代表される変わり咲きマムや
ディスパッドマムを生産されている杉江志信さん。東京の大手生花市場でもトップの品質評価を受け
る、マム生産の第一人者です。

[菊とマムの違い、とは]
日本の国花「菊」。その原産地は中国で、日本に渡来したのは奈良時代。その後、長い年月をかけ
て日本独自に品種改良され、切り花として楽しまれているのが、輪菊と小菊です。花持ちは抜群で
すが、花色が少ないのが難点です。対してマムは同じく原産地中国から渡米・渡欧し、欧米で品種
改良され日本に輸入されたお花のこと。スプレーマムやピンポンマムは、マムに分類されます。菊
ほど花持ちはしませんが、花色が非常に豊富で、毎年新品種が誕生しているのが特徴です。

[マムの楽しみ方]
「菊のお供えのイメージが強すぎて、自宅飾りには敬遠されがちなマムですが、花持ちはするし、
咲き方も豊富で、花色も豊富。こんな消費者からみて買いやすいお花は他にはなかなかない。ヨー
ロッパでは今、マムは非常に人気が高い。日本でももっと気軽に楽しんでもらえれば嬉しい。」と
語る杉江さん。自宅で飾るポイントをお聞きしました。「葉っぱは出来るだけ取り除いて下さい。
葉っぱは群れて腐り易いし、葉がないと花に栄養がいき易くなるので、花持ちが良くなりますよ。」


菊とマム、それぞれに魅力がある~愛知県 杉江志信~
↑ 左から、デコラ咲き、ピンポン咲き、スプレーのポンポン咲き。咲き方色々。

菊とマム、それぞれに魅力がある~愛知県 杉江志信~
↑ (左)スプレーマム1本で長く楽しめます (右)マムにしかない色で秋を楽しもう!

菊とマム、それぞれに魅力がある~愛知県 杉江志信~
↑ (左)変わり咲きマムは咲かせて出荷。 (右)職人肌の杉江さん。男を感じます!






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Posted by ヌボー生花店 山崎年起 at 09:00│Comments(0)FlowerStory
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