2013年11月12日
菊とマム、それぞれに魅力がある~愛知県 杉江志信~
今週のFlowerStoryは、愛知県 杉江志信さんのマムです。
*マムの花言葉:高潔

[杉江さんの紹介]
日本最大のお花の生産地、愛知県渥美半島。この地でピンポンマムに代表される変わり咲きマムや
ディスパッドマムを生産されている杉江志信さん。東京の大手生花市場でもトップの品質評価を受け
る、マム生産の第一人者です。
[菊とマムの違い、とは]
日本の国花「菊」。その原産地は中国で、日本に渡来したのは奈良時代。その後、長い年月をかけ
て日本独自に品種改良され、切り花として楽しまれているのが、輪菊と小菊です。花持ちは抜群で
すが、花色が少ないのが難点です。対してマムは同じく原産地中国から渡米・渡欧し、欧米で品種
改良され日本に輸入されたお花のこと。スプレーマムやピンポンマムは、マムに分類されます。菊
ほど花持ちはしませんが、花色が非常に豊富で、毎年新品種が誕生しているのが特徴です。
[マムの楽しみ方]
「菊のお供えのイメージが強すぎて、自宅飾りには敬遠されがちなマムですが、花持ちはするし、
咲き方も豊富で、花色も豊富。こんな消費者からみて買いやすいお花は他にはなかなかない。ヨー
ロッパでは今、マムは非常に人気が高い。日本でももっと気軽に楽しんでもらえれば嬉しい。」と
語る杉江さん。自宅で飾るポイントをお聞きしました。「葉っぱは出来るだけ取り除いて下さい。
葉っぱは群れて腐り易いし、葉がないと花に栄養がいき易くなるので、花持ちが良くなりますよ。」

↑ 左から、デコラ咲き、ピンポン咲き、スプレーのポンポン咲き。咲き方色々。

↑ (左)スプレーマム1本で長く楽しめます (右)マムにしかない色で秋を楽しもう!

↑ (左)変わり咲きマムは咲かせて出荷。 (右)職人肌の杉江さん。男を感じます!
*マムの花言葉:高潔

[杉江さんの紹介]
日本最大のお花の生産地、愛知県渥美半島。この地でピンポンマムに代表される変わり咲きマムや
ディスパッドマムを生産されている杉江志信さん。東京の大手生花市場でもトップの品質評価を受け
る、マム生産の第一人者です。
[菊とマムの違い、とは]
日本の国花「菊」。その原産地は中国で、日本に渡来したのは奈良時代。その後、長い年月をかけ
て日本独自に品種改良され、切り花として楽しまれているのが、輪菊と小菊です。花持ちは抜群で
すが、花色が少ないのが難点です。対してマムは同じく原産地中国から渡米・渡欧し、欧米で品種
改良され日本に輸入されたお花のこと。スプレーマムやピンポンマムは、マムに分類されます。菊
ほど花持ちはしませんが、花色が非常に豊富で、毎年新品種が誕生しているのが特徴です。
[マムの楽しみ方]
「菊のお供えのイメージが強すぎて、自宅飾りには敬遠されがちなマムですが、花持ちはするし、
咲き方も豊富で、花色も豊富。こんな消費者からみて買いやすいお花は他にはなかなかない。ヨー
ロッパでは今、マムは非常に人気が高い。日本でももっと気軽に楽しんでもらえれば嬉しい。」と
語る杉江さん。自宅で飾るポイントをお聞きしました。「葉っぱは出来るだけ取り除いて下さい。
葉っぱは群れて腐り易いし、葉がないと花に栄養がいき易くなるので、花持ちが良くなりますよ。」

↑ 左から、デコラ咲き、ピンポン咲き、スプレーのポンポン咲き。咲き方色々。

↑ (左)スプレーマム1本で長く楽しめます (右)マムにしかない色で秋を楽しもう!

↑ (左)変わり咲きマムは咲かせて出荷。 (右)職人肌の杉江さん。男を感じます!
2013年11月05日
カスミ草の歴史がここにはある~福島県 JA会津みどり~
今週のFlowerStoryは、福島県 JA会津みどりさんのカスミ草です。
*カスミ草の花言葉:清き心

[JA会津みどり カスミ草専門部会の紹介]
福島県の西部に位置し、カスミ草の町として有名な昭和村。カスミ草を作り始めて今年で30周年。
夏から秋にかけて、日本一の生産量を誇ります。村が一丸となって生産に取り組んでおり、村の子
供達は、カスミ草に触れながら育っていきます。一年の半分は雪で閉ざされるほどの豪雪地帯であ
ることから、冬場の大量の雪を貯蔵し、夏場にその雪のエネルギーを利用した自然冷蔵施設「雪室
(ゆきむろ)」を持つ、非常に稀な生産地です。

↑ (左)900㌧もの雪が貯蔵されます! (右)6℃程度にまで冷やして管理します。
[品質の悪かった夏のカスミ草]
「ひと昔前の夏のカスミ草は、花持ちも非常に悪く、黒花と呼ばれるほど、花が咲かず黒ずんでし
まうものが多かった。」そんなカスミ草も雪室と前処理剤の登場と共に、次第に変化していきます。
「雪室のおかげで、カスミ草を切った状態のまましっかりと冷蔵できるようになり、格段に品質が
よくなりました。またカスミ草は糖分がないと綺麗に咲きません。冷蔵しながら、前処理材と呼ば
れる糖分が入りのお水にしっかりと付けることで、お客様の元に届いてから綺麗に咲き続けます。」

↑ (左)夏場のカスミ草=昭和村、が定着。 (右)部会長の立川さんは元トラック運転手
[染めカスミ草の登場]
平成22年から本格的に染めカスミ草の発売が開始されました。「収穫した白のカスミ草に、専用
の染料を吸わせています。以前は染めると花持ちが非常に悪く販売できませんでしたが、数年前に
開発された前処理材入りの染料のおかげで発売できるようになりました。」「とはいえ、染めるの
はひと苦労。湿度調整が難しい。雨の日など湿度が高いと綺麗には染まりません…」1本1本のカ
スミ草には、紆余曲折しながら作り続けてきた、村の人達の思いが込められています。

↑ 染めカスミ層は、発売と同時に大人気商品に!
*カスミ草の花言葉:清き心

[JA会津みどり カスミ草専門部会の紹介]
福島県の西部に位置し、カスミ草の町として有名な昭和村。カスミ草を作り始めて今年で30周年。
夏から秋にかけて、日本一の生産量を誇ります。村が一丸となって生産に取り組んでおり、村の子
供達は、カスミ草に触れながら育っていきます。一年の半分は雪で閉ざされるほどの豪雪地帯であ
ることから、冬場の大量の雪を貯蔵し、夏場にその雪のエネルギーを利用した自然冷蔵施設「雪室
(ゆきむろ)」を持つ、非常に稀な生産地です。

↑ (左)900㌧もの雪が貯蔵されます! (右)6℃程度にまで冷やして管理します。
[品質の悪かった夏のカスミ草]
「ひと昔前の夏のカスミ草は、花持ちも非常に悪く、黒花と呼ばれるほど、花が咲かず黒ずんでし
まうものが多かった。」そんなカスミ草も雪室と前処理剤の登場と共に、次第に変化していきます。
「雪室のおかげで、カスミ草を切った状態のまましっかりと冷蔵できるようになり、格段に品質が
よくなりました。またカスミ草は糖分がないと綺麗に咲きません。冷蔵しながら、前処理材と呼ば
れる糖分が入りのお水にしっかりと付けることで、お客様の元に届いてから綺麗に咲き続けます。」

↑ (左)夏場のカスミ草=昭和村、が定着。 (右)部会長の立川さんは元トラック運転手
[染めカスミ草の登場]
平成22年から本格的に染めカスミ草の発売が開始されました。「収穫した白のカスミ草に、専用
の染料を吸わせています。以前は染めると花持ちが非常に悪く販売できませんでしたが、数年前に
開発された前処理材入りの染料のおかげで発売できるようになりました。」「とはいえ、染めるの
はひと苦労。湿度調整が難しい。雨の日など湿度が高いと綺麗には染まりません…」1本1本のカ
スミ草には、紆余曲折しながら作り続けてきた、村の人達の思いが込められています。

↑ 染めカスミ層は、発売と同時に大人気商品に!
2013年10月29日
バラ本来の姿を目指して~栃木県 小山花き園芸組合~
今週のFlowerStoryは、栃木県小山花き園芸組合さんのスプレーバラです。
*バラの花言葉:愛

[小山花き園芸組合 紹介]
栃木県の南部に位置する小山市。この地域は年間平均気温が13.7度、年間降水量が1245㎜
と、農業に適した気候に恵まれ、キク・カーネーション・バラなど、花き栽培の盛んな地域です。
小山花き園芸組合のバラ部会は現在12名。全国的に花き生産者の高齢化が深刻化する中、若い生
産者も多く在籍し、活気があり未来に向かって前進し続けている生産者グループです。

↑ (左)スプレーバラ(濃Pi):ステファン (右)スプレーバラ(複pi):ドラフトワン
[生産グループとしてのメリットを生かして]
「こだわりは1に品質、2に品質、3に品質」と語るほど、品質に対して強いこだわりを持って取
組んでいます。通常12名もの大人数で安定した品質を確保することは難しい中(作る人によって
品質にバラつきが生まれる)、月に1度は必ず各農場にて研修会を実施し、グループ内の生産ルー
ルを厳しくチェックし合い、バラの天敵である各種病気に対する対応策を検討し合うなど、全員の
知恵を結集し、高水準の品質を実現しています。

↑ (左)土耕ではなく水耕栽培が主流 (右)各ハウスを入念にチェック!
[本来の姿のバラを目指して]
バラは18度前後での生産に適した花で、その環境で生産されたバラは、バラ本来の色・大きさで
楽しむことができます。秋~冬にかけて寒さが厳しくなるなか、ハウス内の温度を暖房でしっかり
と管理できるかどうかが重要です。重油が高騰する近年において、温度管理が非常に難しくなる中、
バラ部会の皆様は、消費者の皆様にバラ本来の姿を楽しんでもらえるよう、努力を重ねています。

↑ (左)全て水入りバケツでの輸送! (右)生産者の皆様。有難うございます!
*バラの花言葉:愛

[小山花き園芸組合 紹介]
栃木県の南部に位置する小山市。この地域は年間平均気温が13.7度、年間降水量が1245㎜
と、農業に適した気候に恵まれ、キク・カーネーション・バラなど、花き栽培の盛んな地域です。
小山花き園芸組合のバラ部会は現在12名。全国的に花き生産者の高齢化が深刻化する中、若い生
産者も多く在籍し、活気があり未来に向かって前進し続けている生産者グループです。

↑ (左)スプレーバラ(濃Pi):ステファン (右)スプレーバラ(複pi):ドラフトワン
[生産グループとしてのメリットを生かして]
「こだわりは1に品質、2に品質、3に品質」と語るほど、品質に対して強いこだわりを持って取
組んでいます。通常12名もの大人数で安定した品質を確保することは難しい中(作る人によって
品質にバラつきが生まれる)、月に1度は必ず各農場にて研修会を実施し、グループ内の生産ルー
ルを厳しくチェックし合い、バラの天敵である各種病気に対する対応策を検討し合うなど、全員の
知恵を結集し、高水準の品質を実現しています。

↑ (左)土耕ではなく水耕栽培が主流 (右)各ハウスを入念にチェック!
[本来の姿のバラを目指して]
バラは18度前後での生産に適した花で、その環境で生産されたバラは、バラ本来の色・大きさで
楽しむことができます。秋~冬にかけて寒さが厳しくなるなか、ハウス内の温度を暖房でしっかり
と管理できるかどうかが重要です。重油が高騰する近年において、温度管理が非常に難しくなる中、
バラ部会の皆様は、消費者の皆様にバラ本来の姿を楽しんでもらえるよう、努力を重ねています。

↑ (左)全て水入りバケツでの輸送! (右)生産者の皆様。有難うございます!
2013年10月22日
本物のバラの楽しみ方~中野市 荒井バラ園~
今週のFlowerStoryは、地元中野市の荒井バラ園さんのバラです。
*バラの花言葉:愛

[荒井バラ園さんの紹介]
春の「なかのバラまつり」で有名な中野市で、30年前からバラの生産を営む荒井バラ園さん。
2代目の荒井健悟さんは、毎年バラまつり開催のためにバラの切花や苗木を提供し、
影からサポートし続けている、若き生産者さんです。
[土づくりへのこだわり]
中野はキノコ栽培が盛んな土地。一方で栽培で発生する大量の使用済み培地処理が問題となっています。
しかし使用済み培地には、植物の生育に必要な必須元素がバランス良く含まれています。荒井さんは半
年間かけて培地を十分発酵させ、バラ栽培の根幹となる土づくりの主役として活用しています。地域に
根ざしたバラ栽培、これが荒井さんのモットーです。
[100%のバラを目指して]
蕾のバラのほうが長持ちする、そう思っている方も多いのでは?荒井さんは語ります。「バラは栄養が
沢山必要なお花。蕾の状態で出荷しても水だけでは栄養が不足してしまい、首が垂れてしまうなど、ダ
メになりやすい」「当園では近年花弁の多い大輪系の品種を多く生産していますが、そういった品種は
蕾で出荷しても絶対咲きません。ある程度咲かせてから出荷すると長く楽しめます」「以前は蕾で出荷
しないとバラは売れませんでした。でも結果バラが長持ちせず、お客様に満足頂けなかった。生産者も
反省して、今はある程度咲かせた半開きの状態で出荷することが当たり前になりつつあります。実際の
ところ、半開きのほうが長持ちします。半開きで出荷すればしっかりと咲くし、満開になってから長持
ちします!」このように荒井さんのこだわりはバラ本来の力を100%発揮できるように出荷すること。
更に荒井さんのバラは必ず、品質保持剤入りの水バケツに入れて出荷します。「バラは品質保持剤の効
果が非常に高い。使うと綺麗に咲くし、日持ちが格段に良くなります。自宅で飾る際には、品質保持剤
を必ず水に入れて下さいね♪」

↑ (左)ハウス内。右がまさに出荷中。左は一旦出荷終了。
(右)新品種の2段咲きのバラ、エキサイティングメイア。

↑ (左)SPで咲いてしまったバラ達。バラまつりで活用されました。
(右)キノコの使用済み培地に枯葉を混ぜて発酵中。

↑ (左)イケメン花男子、荒井健悟さん。2代目として猛勉強中。
(右)バラに対する思いは人一倍。熱のこもったお話頂戴しました。
*バラの花言葉:愛

[荒井バラ園さんの紹介]
春の「なかのバラまつり」で有名な中野市で、30年前からバラの生産を営む荒井バラ園さん。
2代目の荒井健悟さんは、毎年バラまつり開催のためにバラの切花や苗木を提供し、
影からサポートし続けている、若き生産者さんです。
[土づくりへのこだわり]
中野はキノコ栽培が盛んな土地。一方で栽培で発生する大量の使用済み培地処理が問題となっています。
しかし使用済み培地には、植物の生育に必要な必須元素がバランス良く含まれています。荒井さんは半
年間かけて培地を十分発酵させ、バラ栽培の根幹となる土づくりの主役として活用しています。地域に
根ざしたバラ栽培、これが荒井さんのモットーです。
[100%のバラを目指して]
蕾のバラのほうが長持ちする、そう思っている方も多いのでは?荒井さんは語ります。「バラは栄養が
沢山必要なお花。蕾の状態で出荷しても水だけでは栄養が不足してしまい、首が垂れてしまうなど、ダ
メになりやすい」「当園では近年花弁の多い大輪系の品種を多く生産していますが、そういった品種は
蕾で出荷しても絶対咲きません。ある程度咲かせてから出荷すると長く楽しめます」「以前は蕾で出荷
しないとバラは売れませんでした。でも結果バラが長持ちせず、お客様に満足頂けなかった。生産者も
反省して、今はある程度咲かせた半開きの状態で出荷することが当たり前になりつつあります。実際の
ところ、半開きのほうが長持ちします。半開きで出荷すればしっかりと咲くし、満開になってから長持
ちします!」このように荒井さんのこだわりはバラ本来の力を100%発揮できるように出荷すること。
更に荒井さんのバラは必ず、品質保持剤入りの水バケツに入れて出荷します。「バラは品質保持剤の効
果が非常に高い。使うと綺麗に咲くし、日持ちが格段に良くなります。自宅で飾る際には、品質保持剤
を必ず水に入れて下さいね♪」

↑ (左)ハウス内。右がまさに出荷中。左は一旦出荷終了。
(右)新品種の2段咲きのバラ、エキサイティングメイア。

↑ (左)SPで咲いてしまったバラ達。バラまつりで活用されました。
(右)キノコの使用済み培地に枯葉を混ぜて発酵中。

↑ (左)イケメン花男子、荒井健悟さん。2代目として猛勉強中。
(右)バラに対する思いは人一倍。熱のこもったお話頂戴しました。
2013年10月15日
“ブランド”ガーベラが誕生する日~静岡県JA大井川ガーベラ部会~
今週のFlowerStoryは、今年2度目の登場、静岡県JA大井川さんのガーベラです。
*ガーベラの花言葉:希望・常に前進
*今回のガーベラフェアは、変わり咲き(八重咲き等)と新品種のみを集めた
ガーベラフェアとなります!是非珍しいガーベラに出合いに来て下さいね♪

[JA大井川ガーベラ部会の紹介]
静岡県はガーベラ生産量が日本一。そんなガーベラ大国の中でも、鮮度にこだわったガーベラを生産し
ているのが、JA大井川ガーベラ部会。日本で唯一、全量のガーベラをELFと呼ばれる水入りバケツで
流通させることで、ガーベラ特有の首曲がりや弁のソリを軽減させています。
[ガーベラの歴史]
ガーベラの歴史は比較的新しく、日本に渡来したのは大正初期。昭和33年4月に松川時春氏が八重咲
きのガーベラの育種に成功し、営利目的でガーベラ栽培が始まったのが昭和40年代。その後昭和50
年代に開発されたメリクロンと呼ばれる組織培養技術がガーベラの大量生産を可能とし、今ではキク・
カーネーション・バラに次ぐ出荷量を占めるまでに成長しました。以前は日持ちの面で難点のあるお花
でしたが、日進月歩で品種改良が進み、日持ちは格段に良くなり、ガーベラ本来の魅力である多彩な色
や咲き方もより豊富になりました。現在では年代問わず非常に高い人気を誇る花として定着しています。
[JA大井川ガーベラ部会のこだわり]
私達が生産したお花で、消費者に感動・喜びを届けたい。。そんな消費者満足の追求がJA大井川ガー
ベラ部会のこだわり。「ピシット宣言」と呼ばれる独自の品質管理基準により、品質基準の厳守、鮮度
保持の徹底、安定供給の実施、定期的な情報発信、環境配慮型の生産体系の確立を高いレベルで実現し
ています。特に、大手花市場の試験ルームにて毎月日持ち実験を繰り返し行い、品質の向上に貪欲に取
り組んでいます。この日持ち実験は、室温26℃、湿度60%という環境下で実施されており、JA大
井川ガーベラ部会さんのガーベラは10日以上日持ちすることが確認されています(試験に合格しない
とそのガーベラは販売できません)。将来、JA大井川ガーベラ部会さんのガーベラが【ブランド】に
なる日が来ることは、間違いありません。

↑ 試験ルームの様子。毎月試験を実施するのはJA大井川さんだけ。

↑ (左)病気の広がりを防ぐため、1株ごとに隔離して生産しています。
(右)細いチューブを通じて、各株に養液やお水が行き渡ります。

↑ (左)大きく成長した葉っぱ。太陽をいっぱいあびて栄養補給します。
(右)中心的存在、生産者田代さん。数々の賞を受賞されています!
*ガーベラの花言葉:希望・常に前進
*今回のガーベラフェアは、変わり咲き(八重咲き等)と新品種のみを集めた
ガーベラフェアとなります!是非珍しいガーベラに出合いに来て下さいね♪

[JA大井川ガーベラ部会の紹介]
静岡県はガーベラ生産量が日本一。そんなガーベラ大国の中でも、鮮度にこだわったガーベラを生産し
ているのが、JA大井川ガーベラ部会。日本で唯一、全量のガーベラをELFと呼ばれる水入りバケツで
流通させることで、ガーベラ特有の首曲がりや弁のソリを軽減させています。
[ガーベラの歴史]
ガーベラの歴史は比較的新しく、日本に渡来したのは大正初期。昭和33年4月に松川時春氏が八重咲
きのガーベラの育種に成功し、営利目的でガーベラ栽培が始まったのが昭和40年代。その後昭和50
年代に開発されたメリクロンと呼ばれる組織培養技術がガーベラの大量生産を可能とし、今ではキク・
カーネーション・バラに次ぐ出荷量を占めるまでに成長しました。以前は日持ちの面で難点のあるお花
でしたが、日進月歩で品種改良が進み、日持ちは格段に良くなり、ガーベラ本来の魅力である多彩な色
や咲き方もより豊富になりました。現在では年代問わず非常に高い人気を誇る花として定着しています。
[JA大井川ガーベラ部会のこだわり]
私達が生産したお花で、消費者に感動・喜びを届けたい。。そんな消費者満足の追求がJA大井川ガー
ベラ部会のこだわり。「ピシット宣言」と呼ばれる独自の品質管理基準により、品質基準の厳守、鮮度
保持の徹底、安定供給の実施、定期的な情報発信、環境配慮型の生産体系の確立を高いレベルで実現し
ています。特に、大手花市場の試験ルームにて毎月日持ち実験を繰り返し行い、品質の向上に貪欲に取
り組んでいます。この日持ち実験は、室温26℃、湿度60%という環境下で実施されており、JA大
井川ガーベラ部会さんのガーベラは10日以上日持ちすることが確認されています(試験に合格しない
とそのガーベラは販売できません)。将来、JA大井川ガーベラ部会さんのガーベラが【ブランド】に
なる日が来ることは、間違いありません。

↑ 試験ルームの様子。毎月試験を実施するのはJA大井川さんだけ。

↑ (左)病気の広がりを防ぐため、1株ごとに隔離して生産しています。
(右)細いチューブを通じて、各株に養液やお水が行き渡ります。

↑ (左)大きく成長した葉っぱ。太陽をいっぱいあびて栄養補給します。
(右)中心的存在、生産者田代さん。数々の賞を受賞されています!
2013年10月01日
小さな南の島の花物語り~東京都 オークガーデン~
今週のFlowerStoryは、東京都 オークガーデンさんのブバルディアです。
*ブバルディアの花言葉:幸福な愛、空想

[ブバルディアの紹介]
管状のお花をつけ、花冠は4裂する、花形が特徴的なお花、ブバルディア(別名:ブバリア)。
名前は、ルイ13世の侍医でパリ王室庭園の園長であったブーバルにちなんで付けられたと言われ
ています。咲き方は一重咲き・八重咲き、花色は白・ピンク・赤・グリーンなど、種類は豊富です。
開花調整技術により年間通じて出荷されているお花ですが、本来は春と秋に開花する植物です。

↑ (左)ピンク一重:チェリーピンク (右)白一重:ホワイトスープリーム
[伊豆大島での花き栽培]
東京・浜松町から高速船で2時間弱。伊豆七島のひとつ、伊豆大島は、常春の島と呼ばれるほど冬
も比較的暖かく、温暖な気候を生かしてフリージア・トルコギキョウ・スイセンなど、花栽培が盛
んに行われています。特にブバルディアは日本国内でも有数の生産量を誇る特産品。これは、大島
の打越寛太朗氏が短日処理による花芽誘導技術を確立し、ブバルディアの周年出荷を可能にしたこ
とで、ブランドが確立したためと言われています。

↑ (左)伊豆大島の大まかな場所 (右)南の島らしい空と海!
[オークガーデンさんの紹介]
元々東京在住だった富樫さん。結婚を機に大島の義理のお父さんがやられている、ブバルディア栽
培に従事することを決意。4年ほどお父さんの元で栽培を勉強し、オークガーデンを設立し、独立。
25棟ものハウスで、ブバルディアのみを栽培し続けています。特にこだわっている点は土作り。
25棟のハウスの内、毎年内5棟は栽培を一切せずに、土作りに専念させています。

↑ (左)枠に網をかけ日長調整を行う (右)富樫夫妻、ブバルディア一筋!
*ブバルディアの花言葉:幸福な愛、空想

[ブバルディアの紹介]
管状のお花をつけ、花冠は4裂する、花形が特徴的なお花、ブバルディア(別名:ブバリア)。
名前は、ルイ13世の侍医でパリ王室庭園の園長であったブーバルにちなんで付けられたと言われ
ています。咲き方は一重咲き・八重咲き、花色は白・ピンク・赤・グリーンなど、種類は豊富です。
開花調整技術により年間通じて出荷されているお花ですが、本来は春と秋に開花する植物です。

↑ (左)ピンク一重:チェリーピンク (右)白一重:ホワイトスープリーム
[伊豆大島での花き栽培]
東京・浜松町から高速船で2時間弱。伊豆七島のひとつ、伊豆大島は、常春の島と呼ばれるほど冬
も比較的暖かく、温暖な気候を生かしてフリージア・トルコギキョウ・スイセンなど、花栽培が盛
んに行われています。特にブバルディアは日本国内でも有数の生産量を誇る特産品。これは、大島
の打越寛太朗氏が短日処理による花芽誘導技術を確立し、ブバルディアの周年出荷を可能にしたこ
とで、ブランドが確立したためと言われています。

↑ (左)伊豆大島の大まかな場所 (右)南の島らしい空と海!
[オークガーデンさんの紹介]
元々東京在住だった富樫さん。結婚を機に大島の義理のお父さんがやられている、ブバルディア栽
培に従事することを決意。4年ほどお父さんの元で栽培を勉強し、オークガーデンを設立し、独立。
25棟ものハウスで、ブバルディアのみを栽培し続けています。特にこだわっている点は土作り。
25棟のハウスの内、毎年内5棟は栽培を一切せずに、土作りに専念させています。

↑ (左)枠に網をかけ日長調整を行う (右)富樫夫妻、ブバルディア一筋!
2013年09月24日
心を育む、それがお花の力 ~伊那市 JA上伊那~
今週のFlowerStoryは、伊那市 JA上伊那さんのトルコギキョウです。
*トルコギキョウの花言葉:優美、希望

[トルコギキョウの紹介]
長野県が生産量日本一を誇る花、トルコギキョウ。年間出荷量が200万本を誇り、長野県下でも有
数の生産地、JA上伊那のトルコギキョウ。その大きな特徴は、オリジナル品種にこだわった多品
目栽培を行っていること。JA上伊那で生産している約50品種のトルコギキョウのうち、独自に
育種・開発された品種が8割を占め、他産地にはない花色・花形・咲き方の豊富なトルコギキョウ
が出荷可能な体制を築き上げています。

↑ (左)育苗風景、通常は種苗会社の仕事 (右)生産者が生産する品種を選ぶ展示会
[オリジナル品種にかける想い]
20年ほど前から取り組んでいるオリジナル品種。トルコギキョウの種とりから育苗・切り花の出荷
に至る全ての過程を、JA上伊那管内で全て実施しているため、他産地では一切生産できない完全
オリジナル品種としてブランドを確立しています。JA上伊那の城取さん曰く「特に育種でこだわっ
ている点は、より長持ちする品種の開発です。その点では自信がありますよ。更に近年出荷が減少
している一重咲き品種も大切に育苗しています。」

↑ (左)代表品種の一重パステルムラサキ (右)神田うのさんの結婚式で使われた品種
[お花をまずは見て頂くこと]
JA上伊那の一員として、年間7万本のトルコギキョウを生産している橋爪さん。お花をもっと見
て頂きたい、と語ります。「消費者の方々にとって、お花は心が安らぐものだと思う。我々はお花
は見てもらうために生産している。もちろん買ってもらえるが理想だけど、まずは買わなくてもい
いから、沢山の種類のお花を花屋さんで見てほしい。小さな子供にも見てもらい心の豊かさを育ん
でほしい。そんな使い方して頂けたら幸せです。」

↑ (左)橋爪さん、1本1本に心を込めて (右)花育も積極的に実施しています
*トルコギキョウの花言葉:優美、希望

[トルコギキョウの紹介]
長野県が生産量日本一を誇る花、トルコギキョウ。年間出荷量が200万本を誇り、長野県下でも有
数の生産地、JA上伊那のトルコギキョウ。その大きな特徴は、オリジナル品種にこだわった多品
目栽培を行っていること。JA上伊那で生産している約50品種のトルコギキョウのうち、独自に
育種・開発された品種が8割を占め、他産地にはない花色・花形・咲き方の豊富なトルコギキョウ
が出荷可能な体制を築き上げています。

↑ (左)育苗風景、通常は種苗会社の仕事 (右)生産者が生産する品種を選ぶ展示会
[オリジナル品種にかける想い]
20年ほど前から取り組んでいるオリジナル品種。トルコギキョウの種とりから育苗・切り花の出荷
に至る全ての過程を、JA上伊那管内で全て実施しているため、他産地では一切生産できない完全
オリジナル品種としてブランドを確立しています。JA上伊那の城取さん曰く「特に育種でこだわっ
ている点は、より長持ちする品種の開発です。その点では自信がありますよ。更に近年出荷が減少
している一重咲き品種も大切に育苗しています。」

↑ (左)代表品種の一重パステルムラサキ (右)神田うのさんの結婚式で使われた品種
[お花をまずは見て頂くこと]
JA上伊那の一員として、年間7万本のトルコギキョウを生産している橋爪さん。お花をもっと見
て頂きたい、と語ります。「消費者の方々にとって、お花は心が安らぐものだと思う。我々はお花
は見てもらうために生産している。もちろん買ってもらえるが理想だけど、まずは買わなくてもい
いから、沢山の種類のお花を花屋さんで見てほしい。小さな子供にも見てもらい心の豊かさを育ん
でほしい。そんな使い方して頂けたら幸せです。」

↑ (左)橋爪さん、1本1本に心を込めて (右)花育も積極的に実施しています
2013年09月10日
四季を楽しむ、それがお花の楽しみ方 ~JA北信州みゆき~
今週のFlowerStoryは、飯山市 JA北信州みゆきさんのシンフォリカルポスです。
*観賞用トウガラシの花言葉: いつまでも献身的に

[シンフォリカルポスの紹介]
ギリシャ語で「房状になっている果実」を意味する植物、シンフォリカルポス。従来の白色だけで
なく、ここ数年ピンクやグリーンなど、色も豊富になりつつある、伸び盛りの切り花です。お花、
というより樹木ですが、水は良く吸うので注意が必要。お水は常に多めにたっぷりと、また乾燥に
弱いので、乾燥を避けて飾りましょう。樹木用の鮮度保持剤を使うと、より長く楽しめます♪

↑ (左)白と桃色の混ざり品種:ローラ (右)白大輪品種:マジカルアバランチェ
[気象条件に左右されるシンフォリカルポス]
シンフォリカルポスは暑さに比較的弱く、標高が高く温度が低い山間部での生産に適した植物です。
それでいて、乾燥に弱いため、土が干ばつのような状態になると、畑のシンフォリカルポスが全滅
してしまうことも…。しかしながら、山間部での生産は、水やりは雨次第。気温と天気、気象条件
によって、出来栄えが毎年極端に変わってしまう、生産の難しい植物です。ちなみに、2013年の
飯山地区は気象状態に恵まれ、シンフォリカルポスは品質の良い状態で出来上がっています♪

↑ (左)白品種:ホワイトヘッジの生産風景 (右)濃ピンク品種:スカーレットパール
[梨元農園さんの想い]
約30年前、オランダで見つけたシンフォリカルポスを、日本で始めて生産したのが梨元農園さん。
「まんまるな実、本当に可愛いですよね?こんな実の付き方するお花、他にはありません。そして
白い実のなるお花は本当に珍しい。生産しづらいのが難点ですが、これからも秋の季節を感じさせ
るこのお花を、大切に育てて行きたいですね。」と語る梨元茂さん。四季に合ったお花を飾ること、
それこそ日本古来からのお花の楽しみ方ですね!

↑ 梨元農園の皆様。WeeklyFlower最多登場、心より感謝♪
*観賞用トウガラシの花言葉: いつまでも献身的に

[シンフォリカルポスの紹介]
ギリシャ語で「房状になっている果実」を意味する植物、シンフォリカルポス。従来の白色だけで
なく、ここ数年ピンクやグリーンなど、色も豊富になりつつある、伸び盛りの切り花です。お花、
というより樹木ですが、水は良く吸うので注意が必要。お水は常に多めにたっぷりと、また乾燥に
弱いので、乾燥を避けて飾りましょう。樹木用の鮮度保持剤を使うと、より長く楽しめます♪

↑ (左)白と桃色の混ざり品種:ローラ (右)白大輪品種:マジカルアバランチェ
[気象条件に左右されるシンフォリカルポス]
シンフォリカルポスは暑さに比較的弱く、標高が高く温度が低い山間部での生産に適した植物です。
それでいて、乾燥に弱いため、土が干ばつのような状態になると、畑のシンフォリカルポスが全滅
してしまうことも…。しかしながら、山間部での生産は、水やりは雨次第。気温と天気、気象条件
によって、出来栄えが毎年極端に変わってしまう、生産の難しい植物です。ちなみに、2013年の
飯山地区は気象状態に恵まれ、シンフォリカルポスは品質の良い状態で出来上がっています♪

↑ (左)白品種:ホワイトヘッジの生産風景 (右)濃ピンク品種:スカーレットパール
[梨元農園さんの想い]
約30年前、オランダで見つけたシンフォリカルポスを、日本で始めて生産したのが梨元農園さん。
「まんまるな実、本当に可愛いですよね?こんな実の付き方するお花、他にはありません。そして
白い実のなるお花は本当に珍しい。生産しづらいのが難点ですが、これからも秋の季節を感じさせ
るこのお花を、大切に育てて行きたいですね。」と語る梨元茂さん。四季に合ったお花を飾ること、
それこそ日本古来からのお花の楽しみ方ですね!

↑ 梨元農園の皆様。WeeklyFlower最多登場、心より感謝♪
2013年09月03日
唐辛子のもう1つの楽しみ方 ~JAみなみ信州~
今週のFlowerStoryは、長野県 JAみなみ信州さんの観賞用トウガラシです。
*観賞用トウガラシの花言葉: 旧友、嫉妬

[観賞用トウガラシの紹介]
食用としても観賞用としても有名なトウガラシ。トウガラシは日本には1500年代にポルトガル人
から伝わったとされており、当初は食用ではなく観賞用として楽しまれていました。食用と違って、
観賞用に栽培する際は、綺麗な姿に咲かせるため農薬を使っている可能性が高く、食べると残留農
薬の危険性があるため、口に入れるのは危険です。ちなみに…長野の北信ではトウガラシをコショウ
と呼ぶことがありますが、これは全国的に珍しく九州の一部と長野北信だけの独特な呼び方です。

↑ (左)生産風景。出荷間際の様子。 (右)意外と?身長ほど成長します!
[観賞用トウガラシの特徴]
観賞用トウガラシは数少ない初秋が旬の切り花。食用のトウガラシのように先端が尖った形の品種
と、先端が丸い形の品種があり、どの品種も抜群に日持ちします。他花には滅諦にない光沢感のあ
る真っ黒な品種があり、その希少価値から大変人気の高いお花です。また簡単にドライフラワーに
することができます。是非一度試してみて下さい。

↑ (左)黒品種:ブラックフィンガー (右)丸型:コニカルグリーン
[JAみなみ信州花き部会の特徴]
現在約560名の部会員が在籍し、飯田・下伊那の広域で地形の異なる地域の中、それぞれの地域
の気象条件にあったお花を少量多品目で200種類以上生産しています。少量多品目という非常に
珍しい生産体系を確立した産地として高い評価を受けており、2013年には日本農業賞の大賞を
受賞しました。ダリアの生産量は日本一、ホウズキの生産地としても名高く、近年最も勢いのある
産地として、全国的に大変有名です。

↑ (左)結実する前のお花。可愛い! (右)生産者の酒井さん。感謝です♪
*観賞用トウガラシの花言葉: 旧友、嫉妬

[観賞用トウガラシの紹介]
食用としても観賞用としても有名なトウガラシ。トウガラシは日本には1500年代にポルトガル人
から伝わったとされており、当初は食用ではなく観賞用として楽しまれていました。食用と違って、
観賞用に栽培する際は、綺麗な姿に咲かせるため農薬を使っている可能性が高く、食べると残留農
薬の危険性があるため、口に入れるのは危険です。ちなみに…長野の北信ではトウガラシをコショウ
と呼ぶことがありますが、これは全国的に珍しく九州の一部と長野北信だけの独特な呼び方です。

↑ (左)生産風景。出荷間際の様子。 (右)意外と?身長ほど成長します!
[観賞用トウガラシの特徴]
観賞用トウガラシは数少ない初秋が旬の切り花。食用のトウガラシのように先端が尖った形の品種
と、先端が丸い形の品種があり、どの品種も抜群に日持ちします。他花には滅諦にない光沢感のあ
る真っ黒な品種があり、その希少価値から大変人気の高いお花です。また簡単にドライフラワーに
することができます。是非一度試してみて下さい。

↑ (左)黒品種:ブラックフィンガー (右)丸型:コニカルグリーン
[JAみなみ信州花き部会の特徴]
現在約560名の部会員が在籍し、飯田・下伊那の広域で地形の異なる地域の中、それぞれの地域
の気象条件にあったお花を少量多品目で200種類以上生産しています。少量多品目という非常に
珍しい生産体系を確立した産地として高い評価を受けており、2013年には日本農業賞の大賞を
受賞しました。ダリアの生産量は日本一、ホウズキの生産地としても名高く、近年最も勢いのある
産地として、全国的に大変有名です。

↑ (左)結実する前のお花。可愛い! (右)生産者の酒井さん。感謝です♪
2013年08月27日
魚沼産オリエンタルユリ ~新潟県 魚沼花き園芸組合~
今週のFlowerStoryは、新潟県 魚沼花き園芸組合さんのオリエンタルユリです。
*ユリの花言葉: 純粋さ、愛らしさ

[魚沼花き園芸組合の紹介]
全国で最も有名なお米の産地、新潟県魚沼市。この魚沼地域の隠れ名産品が、旧堀之内町を中心
に生産されているオリエンタルユリ。組合員数は119戸(143名)にも上り、夏場のユリの生
産量は日本一を誇ります。全国でもトップクラスの品質・生産量を維持し続けていることが評価さ
れ、平成17年には日本農業賞の大賞を受賞。日本を代表するユリの産地として認知されています。

↑ (左)生産風景、まだ若い状態 (右)収穫間際のユリ、豪華!
[魚沼花き園芸組合の歴史]
組合の設立は昭和23年。当時は戦後の食糧増産時代で、花栽培は世間から相手にされなかった時
代。水田面積が特に少ない堀之内町で、花栽培で生計を立てざるを得なかった地域の有志が、試作
を繰り返した結果、地域の栽培に適した花がユリでした。当初はユリの育種が盛んに行われ、全国
のユリ産地へユリの球根販売を一手に担う存在として地位を確立。徐々にユリの切花販売に舵を切
り、今も尚ユリ生産の第一線を走り続けています。

↑ (左)収穫風景、丁寧に抱えて♪ (右)8/8めざましTVに登場
[オリエンタルユリの歴史]
実はオリエンタルユリの原種のほとんどは日本のユリ。スカシユリ同様に、日本の原種が海を渡り、
海外で品種改良されました。オリエンタルユリの代名詞、カサブランカが初めてオランダの会社か
ら発表されたのが1984年。それ以来、ユリの品種改良はオランダが中心となり、従来なかった
黄色や赤色のユリも2000年に入り登場。現在日本で生産されているユリの球根の大半は、オラ
ンダからの輸入品となっています。

↑ (左)黄色の定番イエローウィン (右)赤色の定番ビビアナ
*ユリの花言葉: 純粋さ、愛らしさ

[魚沼花き園芸組合の紹介]
全国で最も有名なお米の産地、新潟県魚沼市。この魚沼地域の隠れ名産品が、旧堀之内町を中心
に生産されているオリエンタルユリ。組合員数は119戸(143名)にも上り、夏場のユリの生
産量は日本一を誇ります。全国でもトップクラスの品質・生産量を維持し続けていることが評価さ
れ、平成17年には日本農業賞の大賞を受賞。日本を代表するユリの産地として認知されています。

↑ (左)生産風景、まだ若い状態 (右)収穫間際のユリ、豪華!
[魚沼花き園芸組合の歴史]
組合の設立は昭和23年。当時は戦後の食糧増産時代で、花栽培は世間から相手にされなかった時
代。水田面積が特に少ない堀之内町で、花栽培で生計を立てざるを得なかった地域の有志が、試作
を繰り返した結果、地域の栽培に適した花がユリでした。当初はユリの育種が盛んに行われ、全国
のユリ産地へユリの球根販売を一手に担う存在として地位を確立。徐々にユリの切花販売に舵を切
り、今も尚ユリ生産の第一線を走り続けています。

↑ (左)収穫風景、丁寧に抱えて♪ (右)8/8めざましTVに登場
[オリエンタルユリの歴史]
実はオリエンタルユリの原種のほとんどは日本のユリ。スカシユリ同様に、日本の原種が海を渡り、
海外で品種改良されました。オリエンタルユリの代名詞、カサブランカが初めてオランダの会社か
ら発表されたのが1984年。それ以来、ユリの品種改良はオランダが中心となり、従来なかった
黄色や赤色のユリも2000年に入り登場。現在日本で生産されているユリの球根の大半は、オラ
ンダからの輸入品となっています。

↑ (左)黄色の定番イエローウィン (右)赤色の定番ビビアナ