2014年02月04日
最高級なスイートピーの楽しみ方~栃木県 カクタ花農場~
今週のFlowerStoryは、栃木県カクタ花農場さんのスイートピーです。
*スイートピーの花言葉:門出、思い出

[カクタ花農場の紹介]
栃木県の南部に位置する小山市。この地域は年間平均気温が低く、年間降水量も大変少ない地域。
農業に適した気候に恵まれており、古くから菊・カーネーション、バラなど、花き栽培の盛んな地
域です。スイートピーに惚れ込み、20年前から栃木県で唯一スイートピーを生産しているのが、
角田盛一さん。元々は家族で行っていた花栽培も2010年から農業法人「カクタ花農場」を立ち
上げるまでとなり、通年通じて個性的で高品質な各種切り花を出荷している生産者さんです。

↑カクタ花農園の皆様。真中下が角田盛一さん。出荷最盛期に向けて大忙し!
[栃木県で作るスイートピーだからこそ]
冬から春にかけて出荷されるスイートピーの主な生産地は、宮崎県や愛知県など、平均気温が高く
温かい地域ばかり。寒い地域での冬期の花栽培は、栽培時間も長く・コストもかかります。逆に、時
間をかけて手間暇を惜しまず栽培されたスイートピーだからこそ、十二分に土壌から栄養を吸収し
て育つため、多産地よりも丈が長く、花つきのよい最高品質のスイートピーが出荷できます。

↑8月頃に苗を定植(左) ツル性植物なので、網を張って這わせて栽培(右)
[最高級のスイートピーの楽しみ方]
寒い冬を超えて栽培される2月の切花達は、年間通じてみても最高品質の切り花が出荷される時期。
スイートピーも例外ではありません。「私の栽培するスイートピーは栽培に時間がかかるので、蕾
が付いた状態で出荷する場合も多くあります。ただし、それは寒い2月までの話し。蕾から咲く過
程を楽しめるのは、今の時期だけ、と言えます。ちなみにスイートピーは糖分大好きなので、切花
栄養剤をお水を入れることをお忘れなく!」まさにスイートピーを楽しむなら”今でしょ♪”ですね。

↑手間暇を惜しまず、手入れし続けます(左) 人間の身長以上に成長!!(右)
*FlowerStoryをさらに詳しく解説した動画です。
*スイートピーの花言葉:門出、思い出

[カクタ花農場の紹介]
栃木県の南部に位置する小山市。この地域は年間平均気温が低く、年間降水量も大変少ない地域。
農業に適した気候に恵まれており、古くから菊・カーネーション、バラなど、花き栽培の盛んな地
域です。スイートピーに惚れ込み、20年前から栃木県で唯一スイートピーを生産しているのが、
角田盛一さん。元々は家族で行っていた花栽培も2010年から農業法人「カクタ花農場」を立ち
上げるまでとなり、通年通じて個性的で高品質な各種切り花を出荷している生産者さんです。

↑カクタ花農園の皆様。真中下が角田盛一さん。出荷最盛期に向けて大忙し!
[栃木県で作るスイートピーだからこそ]
冬から春にかけて出荷されるスイートピーの主な生産地は、宮崎県や愛知県など、平均気温が高く
温かい地域ばかり。寒い地域での冬期の花栽培は、栽培時間も長く・コストもかかります。逆に、時
間をかけて手間暇を惜しまず栽培されたスイートピーだからこそ、十二分に土壌から栄養を吸収し
て育つため、多産地よりも丈が長く、花つきのよい最高品質のスイートピーが出荷できます。

↑8月頃に苗を定植(左) ツル性植物なので、網を張って這わせて栽培(右)
[最高級のスイートピーの楽しみ方]
寒い冬を超えて栽培される2月の切花達は、年間通じてみても最高品質の切り花が出荷される時期。
スイートピーも例外ではありません。「私の栽培するスイートピーは栽培に時間がかかるので、蕾
が付いた状態で出荷する場合も多くあります。ただし、それは寒い2月までの話し。蕾から咲く過
程を楽しめるのは、今の時期だけ、と言えます。ちなみにスイートピーは糖分大好きなので、切花
栄養剤をお水を入れることをお忘れなく!」まさにスイートピーを楽しむなら”今でしょ♪”ですね。

↑手間暇を惜しまず、手入れし続けます(左) 人間の身長以上に成長!!(右)
*FlowerStoryをさらに詳しく解説した動画です。
2014年01月28日
ラナンキュラスブームの立役者~宮崎県 綾園芸~
今週のFlowerStoryは、綾園芸さんのラナンキュラスです。
*チューリップの花言葉:魅力的、美しい人格

[綾園芸:草野修一さんの紹介]
宮崎県の中西部に位置する町、綾町。この地は町おこしの成功事例として知られ、自然の中での人
間らしい生活を求める移住者が後を絶ちません。元々神奈川県でラナンキュラス等の育種・栽培を
行っていた草野修一氏が、ラナンキュラスの栽培に適した場所を求め、移住地として選んだ場所が、
この綾町。草野修一氏は1990年に綾園芸を設立して以来、父であり同じく育種家の草野総一氏
の悲願であったラナンキュラスの普及活動に邁進し、現在のラナンキュラスブームの立役者として
花業界に大きな貢献をもたらした人物です。

↑(左)多種多様なラナンキュラスを栽培 (右)草野修一さん(新聞の切り抜き)
[多数の受賞歴]
草野修一氏が育種した品種は、現在日本に流通するラナンキュラスの約5割を占めています。近年
のラナンキュラスの需要拡大に大きく貢献したことが評価され、2009年には日本フラワービジ
ネス大賞を受賞。2012年、10年に1度オランダで開催される国際園芸博覧会(フロリアード
2012)で入賞し、更にその年で最も魅力的な品種に贈られる日本フラワー・オブ・ザ・イヤー
2012の切花部門にて最優秀賞を受賞しました。

↑(左)モロッコシリーズ:ハッドゥ (右)ラックスシリーズ:ヘラ
[光るラナンキュラス:ラックスシリーズ]
前述の日本フラワー・オブ・ザ・イヤー2012にて最優秀賞を受賞したのがラックス・アリアド
ネ。スプレー咲きの花弁がエナメルのように光り、既存品種にない斬新さが評価されました。光るラ
ナンキュラスは10年以上前にスペインのカナリア諸島産の原種を見つけ、長い年月をかけて地道
な交配作業を繰り返した結果、光るラナンキュラス・ラックスシリーズの商品化に成功。「不可能
と思ったことも、やってみないと分からない」そんな信念を貫き、今も新品種の育種に邁進します。

↑(左)ラックス・アリアドネの受賞写真 (右)アップ写真。この花が輝きます!
*FlowerStoryをさらに詳しく解説した動画です。
*チューリップの花言葉:魅力的、美しい人格

[綾園芸:草野修一さんの紹介]
宮崎県の中西部に位置する町、綾町。この地は町おこしの成功事例として知られ、自然の中での人
間らしい生活を求める移住者が後を絶ちません。元々神奈川県でラナンキュラス等の育種・栽培を
行っていた草野修一氏が、ラナンキュラスの栽培に適した場所を求め、移住地として選んだ場所が、
この綾町。草野修一氏は1990年に綾園芸を設立して以来、父であり同じく育種家の草野総一氏
の悲願であったラナンキュラスの普及活動に邁進し、現在のラナンキュラスブームの立役者として
花業界に大きな貢献をもたらした人物です。

↑(左)多種多様なラナンキュラスを栽培 (右)草野修一さん(新聞の切り抜き)
[多数の受賞歴]
草野修一氏が育種した品種は、現在日本に流通するラナンキュラスの約5割を占めています。近年
のラナンキュラスの需要拡大に大きく貢献したことが評価され、2009年には日本フラワービジ
ネス大賞を受賞。2012年、10年に1度オランダで開催される国際園芸博覧会(フロリアード
2012)で入賞し、更にその年で最も魅力的な品種に贈られる日本フラワー・オブ・ザ・イヤー
2012の切花部門にて最優秀賞を受賞しました。

↑(左)モロッコシリーズ:ハッドゥ (右)ラックスシリーズ:ヘラ
[光るラナンキュラス:ラックスシリーズ]
前述の日本フラワー・オブ・ザ・イヤー2012にて最優秀賞を受賞したのがラックス・アリアド
ネ。スプレー咲きの花弁がエナメルのように光り、既存品種にない斬新さが評価されました。光るラ
ナンキュラスは10年以上前にスペインのカナリア諸島産の原種を見つけ、長い年月をかけて地道
な交配作業を繰り返した結果、光るラナンキュラス・ラックスシリーズの商品化に成功。「不可能
と思ったことも、やってみないと分からない」そんな信念を貫き、今も新品種の育種に邁進します。

↑(左)ラックス・アリアドネの受賞写真 (右)アップ写真。この花が輝きます!
*FlowerStoryをさらに詳しく解説した動画です。
2014年01月21日
富山とオランダとチューリップ~富山県センティア~
今週のFlowerStoryは、富山県センティアさんのチューリップです。
*チューリップの花言葉:思いやり

[センティアさんの紹介]
富山県西部の町、砺波市(となみし)。この地はチューリップの球根栽培面積が日本一を誇り、毎
年ゴールデンウィーク期間中に開催されるチューリップフェアでは、30万人もの来場者を迎える
まさにチューリップの町。この地で、チューリップの切り花栽培に情熱を燃やすのが、センティア
の伊藤仁嗣さん。日本一の花市場、大田市場内でもトップクラスの品質評価を受ける、新進気鋭の
生産者さんです。

↑(左)砺波チューリップ公園の様子 (右)センティアさんは地域ブランド認定品
[品種選定へのこだわり]
伊藤さんはチューリップ大国のオランダにて研修時代を過ごしました。切り花チューリップの球根
生産は、ほぼオランダが独占おり、現在も伊藤さんは毎年オランダを訪れます。球根農家を一軒一
軒回って、球根の状態を自分の目で見て確かめ、最新の品種や珍しい品種、また定番品種でもより
良い状態の球根を、直接交渉して買い付けます。「お客様が見た瞬間、好きになってもらえるよう
な品種選定を心がけています。状態をみて球根を選んでいるので、毎年品種が入れ替わります。」

↑(左)ピンクの八重咲き:ピサロ (右)黄色のフリンジ咲き:モナムール
[オランダ式のボックス栽培]
伊藤さんはオランダでの研修を活かし、オランダ式のボックス栽培を導入しています。ボックス栽
培は土壌に球根を植えるのではなく、ボックスに球根を植えて栽培する技術。「土壌に植えるより
も発芽から開花までをコントロールしやすく、安定出荷が可能。土壌栽培だと出荷量に波ができや
すく、出荷量を調整するために採花してから冷蔵庫で保管したりすることがあります。私のチュー
リップは全て採りたて。長く楽しめますよ!」

↑(左)ボックス栽培の様子 (右)活力ある発芽。花は根がいのち!
*FlowerStoryをさらに詳しく解説した動画です。
*クリザール社のチューリップの首伸ばし抑制処理の実験結果です。
*チューリップの花言葉:思いやり

[センティアさんの紹介]
富山県西部の町、砺波市(となみし)。この地はチューリップの球根栽培面積が日本一を誇り、毎
年ゴールデンウィーク期間中に開催されるチューリップフェアでは、30万人もの来場者を迎える
まさにチューリップの町。この地で、チューリップの切り花栽培に情熱を燃やすのが、センティア
の伊藤仁嗣さん。日本一の花市場、大田市場内でもトップクラスの品質評価を受ける、新進気鋭の
生産者さんです。

↑(左)砺波チューリップ公園の様子 (右)センティアさんは地域ブランド認定品
[品種選定へのこだわり]
伊藤さんはチューリップ大国のオランダにて研修時代を過ごしました。切り花チューリップの球根
生産は、ほぼオランダが独占おり、現在も伊藤さんは毎年オランダを訪れます。球根農家を一軒一
軒回って、球根の状態を自分の目で見て確かめ、最新の品種や珍しい品種、また定番品種でもより
良い状態の球根を、直接交渉して買い付けます。「お客様が見た瞬間、好きになってもらえるよう
な品種選定を心がけています。状態をみて球根を選んでいるので、毎年品種が入れ替わります。」

↑(左)ピンクの八重咲き:ピサロ (右)黄色のフリンジ咲き:モナムール
[オランダ式のボックス栽培]
伊藤さんはオランダでの研修を活かし、オランダ式のボックス栽培を導入しています。ボックス栽
培は土壌に球根を植えるのではなく、ボックスに球根を植えて栽培する技術。「土壌に植えるより
も発芽から開花までをコントロールしやすく、安定出荷が可能。土壌栽培だと出荷量に波ができや
すく、出荷量を調整するために採花してから冷蔵庫で保管したりすることがあります。私のチュー
リップは全て採りたて。長く楽しめますよ!」

↑(左)ボックス栽培の様子 (右)活力ある発芽。花は根がいのち!
*FlowerStoryをさらに詳しく解説した動画です。
*クリザール社のチューリップの首伸ばし抑制処理の実験結果です。
2014年01月14日
未来に残していきたい花~群馬県 みやび花園~
今週のFlowerStoryは、群馬県みやび花園さんの切花パンジーです。
*パンジーの花言葉:物思い、思想

[みやび花園さんの紹介]
野生の王国、群馬サファリパークのほど近く、群馬県富岡市で花卉栽培を営む、みやび花園の佐藤
雅志さん。花を作り続けて25年、草花の栽培技術は、マイスターと呼ぶに相応しく、日本を代表
する生産者の一人です。そんな佐藤さんの代名詞、それが切花パンジー。20年以上前に初めて見た
美しい色のパンジーに感動し、もっといろんな色を作りたい、それが草花栽培を始めたキッカケで
した。現在も切花パンジーの第一人者として、新品種の育種にも、積極的に取り組んでいます。

↑(左)圃場ではパンジーが咲き誇る! (右)出荷は全て水入りバケツで。
[切花パンジーが出来るまで]
切花パンジーは、夏場に種を蒔いてから出荷までの約6ヶ月間、手間ひまとの戦いです。佐藤さん
のパンジーは出荷時には丈の長さが30cm以上もありますが、これは生育段階で次々に咲く花を
摘み取り続け、茎と株に栄養が蓄えられるからこそです。また湿度はシミ・カビの原因となるため、
24時間除湿が欠かせません。さらに、化学肥料ではなく手間のかかる有機肥料を使うことで、病
害虫に強いパンジー栽培を目指しています。切花パンジーの裏にはこうした苦労が隠されています。

↑(左)花が咲いたら何度も摘み取ります。 (右)骨の折れる作業とはまさにこの事…
[草花栽培への想い]
「最近は作りやすい花や儲かる花、に生産が傾斜している。珍しい花や面白い花が減ってしまった。
切花パンジーも、手間はかかるし、同じ品種でも花色になってしまうから、本当に難しい。そんな
花は生産者に敬遠される。でも草花には草花の魅力があって、消費者のニーズも高い。私が続ける
限りは、こういった花を作り続けていきたい。」日本は世界一、多様な花が生まれる国。草花を愛
する心は、日本の古き良き文化なのだと思います。

↑(左)佐藤さんのパンジーは全てフリル。 (右)佐藤さん。花屋から絶大な人気。
*パンジーの花言葉:物思い、思想

[みやび花園さんの紹介]
野生の王国、群馬サファリパークのほど近く、群馬県富岡市で花卉栽培を営む、みやび花園の佐藤
雅志さん。花を作り続けて25年、草花の栽培技術は、マイスターと呼ぶに相応しく、日本を代表
する生産者の一人です。そんな佐藤さんの代名詞、それが切花パンジー。20年以上前に初めて見た
美しい色のパンジーに感動し、もっといろんな色を作りたい、それが草花栽培を始めたキッカケで
した。現在も切花パンジーの第一人者として、新品種の育種にも、積極的に取り組んでいます。

↑(左)圃場ではパンジーが咲き誇る! (右)出荷は全て水入りバケツで。
[切花パンジーが出来るまで]
切花パンジーは、夏場に種を蒔いてから出荷までの約6ヶ月間、手間ひまとの戦いです。佐藤さん
のパンジーは出荷時には丈の長さが30cm以上もありますが、これは生育段階で次々に咲く花を
摘み取り続け、茎と株に栄養が蓄えられるからこそです。また湿度はシミ・カビの原因となるため、
24時間除湿が欠かせません。さらに、化学肥料ではなく手間のかかる有機肥料を使うことで、病
害虫に強いパンジー栽培を目指しています。切花パンジーの裏にはこうした苦労が隠されています。

↑(左)花が咲いたら何度も摘み取ります。 (右)骨の折れる作業とはまさにこの事…
[草花栽培への想い]
「最近は作りやすい花や儲かる花、に生産が傾斜している。珍しい花や面白い花が減ってしまった。
切花パンジーも、手間はかかるし、同じ品種でも花色になってしまうから、本当に難しい。そんな
花は生産者に敬遠される。でも草花には草花の魅力があって、消費者のニーズも高い。私が続ける
限りは、こういった花を作り続けていきたい。」日本は世界一、多様な花が生まれる国。草花を愛
する心は、日本の古き良き文化なのだと思います。

↑(左)佐藤さんのパンジーは全てフリル。 (右)佐藤さん。花屋から絶大な人気。
2014年01月07日
朝と夜、これってホントに同じ花?~長野県 JA信州諏訪~
今週のFlowerStoryは、長野県JA信州諏訪さんのアネモネです。
*アネモネの花言葉:はなかい恋、恋の苦しみ

[JA信州諏訪さんの紹介]
本州のほぼ中央に位置し、諏訪湖周辺から八ヶ岳西麓地帯に広がる広域な地域を管轄するJA信州
諏訪。標高が高く、一日の温度差が大きく、晴天率が高い。そんな全国で指折りの恵まれた栽培環
境下で育った高品質なお花は、全国各地へ供給されています。そんなJA信州諏訪が全国一の生産
量を誇る冬の花「アネモネ」。JA信州諏訪のアネモネは他の産地に比べて、丈がしっかりと伸び、
また茎も非常に固くしっかりとしており、品質面で非常に高い評価を受けています。

↑(左)葉っぱだらけのアネモネ栽培。 (右)葉をかき分けると芽が隠れています。
[アネモネの魅力]
鮮やかな色の花びらが可愛いアネモネ。でも実はこれ、花びらではなく「ガクヘン(=ガク)」。
ガクは花びらと同じような働きをしますが、アネモネは花びらのない植物。また、夜になるとガク
を閉じ、朝の光とともにガクを広げます。温度と光で開閉を繰り返し生長していくユニークな植物
で、開くたびにどんどんお花は大きくなっていきます。お花を長持ちさせたい時は、できるだけ暗
くて涼しい場所に飾りましょう。ガクを閉じた時も開いた時も、それぞれ違った魅力があります。

↑(左)ガクが閉じた状態。可愛い♪ (右)ガクが開いた状態。豪華!!
[高品質のお花を届けるために]
アネモネは首が曲がりやすい切花の1つ。従来はお花を横に寝せた状態で梱包・出荷しており、輸
送中にお花が上に伸びようとするため、首曲がりを助長していました。JA信州諏訪では、お花を
立てた状態で出荷できる出荷箱を導入し、さらに輸送は全て温度管理のできるトラックで輸送する
ことで、畑で咲いていた時の鮮度を維持するよう努力しています。「アネモネは本当に魅力的な花。
沢山の方々に魅力を感じて頂ければ」(平出さん)そんな想いがアネモネに込められています。

↑(左)アネモネ専用の縦型の輸送箱。 (右)生産者のお一人、平井さん。
*アネモネの花言葉:はなかい恋、恋の苦しみ

[JA信州諏訪さんの紹介]
本州のほぼ中央に位置し、諏訪湖周辺から八ヶ岳西麓地帯に広がる広域な地域を管轄するJA信州
諏訪。標高が高く、一日の温度差が大きく、晴天率が高い。そんな全国で指折りの恵まれた栽培環
境下で育った高品質なお花は、全国各地へ供給されています。そんなJA信州諏訪が全国一の生産
量を誇る冬の花「アネモネ」。JA信州諏訪のアネモネは他の産地に比べて、丈がしっかりと伸び、
また茎も非常に固くしっかりとしており、品質面で非常に高い評価を受けています。

↑(左)葉っぱだらけのアネモネ栽培。 (右)葉をかき分けると芽が隠れています。
[アネモネの魅力]
鮮やかな色の花びらが可愛いアネモネ。でも実はこれ、花びらではなく「ガクヘン(=ガク)」。
ガクは花びらと同じような働きをしますが、アネモネは花びらのない植物。また、夜になるとガク
を閉じ、朝の光とともにガクを広げます。温度と光で開閉を繰り返し生長していくユニークな植物
で、開くたびにどんどんお花は大きくなっていきます。お花を長持ちさせたい時は、できるだけ暗
くて涼しい場所に飾りましょう。ガクを閉じた時も開いた時も、それぞれ違った魅力があります。

↑(左)ガクが閉じた状態。可愛い♪ (右)ガクが開いた状態。豪華!!
[高品質のお花を届けるために]
アネモネは首が曲がりやすい切花の1つ。従来はお花を横に寝せた状態で梱包・出荷しており、輸
送中にお花が上に伸びようとするため、首曲がりを助長していました。JA信州諏訪では、お花を
立てた状態で出荷できる出荷箱を導入し、さらに輸送は全て温度管理のできるトラックで輸送する
ことで、畑で咲いていた時の鮮度を維持するよう努力しています。「アネモネは本当に魅力的な花。
沢山の方々に魅力を感じて頂ければ」(平出さん)そんな想いがアネモネに込められています。

↑(左)アネモネ専用の縦型の輸送箱。 (右)生産者のお一人、平井さん。
2013年12月17日
葉牡丹の未来を変えたくて~千葉県 松本華園~
今週のFlowerStoryは、千葉県 松本華園さんの葉牡丹です。
*葉牡丹の花言葉:祝福、愛を包む

[松本華園さんの紹介]
房総半島の先端に位置する千葉県南房総市。この地で8年前に就農した松本華園の松本一人さん。
アメリカの農業研修時代に葉牡丹に出会い、就農してすぐにチャレンジした葉牡丹栽培には、強い
思い入れがあります。「葉牡丹は、日本では年末のお正月花材のイメージが強く、年末以外はあま
り出回らないお花。アメリカでは冬の時期の定番アイテムでした。花持ちも抜群だし、もう少し葉
牡丹が一般のお花達と一緒に、普段から気軽に楽しんでもらえるお花になれば、と思っています。」

↑(左)キャベツじゃない、葉牡丹です! (右)松本さん。葉牡丹はお好きでしょ♪
[まず目指したのは丹精込めた葉牡丹作り]
「葉牡丹って、作るだけなら簡単です。ハウス中で種を蒔けば、5ヶ月で出荷できます。ただ問題
は肥料を非常に良く吸うこと。殆どの農家さんは、他の花の裏作で生産しているので、土の残留肥料
で葉牡丹が巨大化する。茎が太くて、花が大きい葉牡丹ばかり花屋さんの店頭に並ぶのは、それが
主な原因です。気軽に葉牡丹を自宅で楽しんでもらうためには、茎が細くて、適度なサイズの葉牡
丹を目指す必要があります。そのためには優れた栽培技術が必要です。小さくて可愛いらしい葉牡
丹を目指して…非常に奥の深い世界ですよ。」

↑(左)こだわりの1つ、露地栽培! (右)栽培期間には通常より長い8ヶ月!
[偶然からスタートした染め葉牡丹]
「ある花屋さんに、松本さんの葉牡丹は水の吸い上げがとてもいいね!と言われたことがキッカケ
でした。それなら…染めてみたら面白いかな?と思い、試しにやってみたら、花市場から注文が殺
到した。丹精込めた葉牡丹だからこそ、葉牡丹も綺麗に染まったのだと思う。染めず本来の姿形で
楽しんでもらえるのが一番だけど…。まずは染め葉牡丹を消費者の皆様に楽しんで頂いて、葉牡丹
のイメージを変えていきたい!と思っています。」

↑(左)染め葉牡丹。色は何色でも対応可。 (右)クリスマスの赤バラに対抗だ!
*葉牡丹の花言葉:祝福、愛を包む

[松本華園さんの紹介]
房総半島の先端に位置する千葉県南房総市。この地で8年前に就農した松本華園の松本一人さん。
アメリカの農業研修時代に葉牡丹に出会い、就農してすぐにチャレンジした葉牡丹栽培には、強い
思い入れがあります。「葉牡丹は、日本では年末のお正月花材のイメージが強く、年末以外はあま
り出回らないお花。アメリカでは冬の時期の定番アイテムでした。花持ちも抜群だし、もう少し葉
牡丹が一般のお花達と一緒に、普段から気軽に楽しんでもらえるお花になれば、と思っています。」

↑(左)キャベツじゃない、葉牡丹です! (右)松本さん。葉牡丹はお好きでしょ♪
[まず目指したのは丹精込めた葉牡丹作り]
「葉牡丹って、作るだけなら簡単です。ハウス中で種を蒔けば、5ヶ月で出荷できます。ただ問題
は肥料を非常に良く吸うこと。殆どの農家さんは、他の花の裏作で生産しているので、土の残留肥料
で葉牡丹が巨大化する。茎が太くて、花が大きい葉牡丹ばかり花屋さんの店頭に並ぶのは、それが
主な原因です。気軽に葉牡丹を自宅で楽しんでもらうためには、茎が細くて、適度なサイズの葉牡
丹を目指す必要があります。そのためには優れた栽培技術が必要です。小さくて可愛いらしい葉牡
丹を目指して…非常に奥の深い世界ですよ。」

↑(左)こだわりの1つ、露地栽培! (右)栽培期間には通常より長い8ヶ月!
[偶然からスタートした染め葉牡丹]
「ある花屋さんに、松本さんの葉牡丹は水の吸い上げがとてもいいね!と言われたことがキッカケ
でした。それなら…染めてみたら面白いかな?と思い、試しにやってみたら、花市場から注文が殺
到した。丹精込めた葉牡丹だからこそ、葉牡丹も綺麗に染まったのだと思う。染めず本来の姿形で
楽しんでもらえるのが一番だけど…。まずは染め葉牡丹を消費者の皆様に楽しんで頂いて、葉牡丹
のイメージを変えていきたい!と思っています。」

↑(左)染め葉牡丹。色は何色でも対応可。 (右)クリスマスの赤バラに対抗だ!
2013年12月10日
本来のフリージアを追い求め~埼玉県 高成園~
今週のFlowerStoryは、埼玉県 高成園さんのフリージアです。
*ストックの花言葉:優雅、天真爛漫

[高成園さんの紹介]
埼玉県の東部に位置し、かつては日光街道の宿場町として栄えた杉戸町。この地で12代も続く農
家であり、40年前からフリージアづくりを手がけているのが、高成園の高舘さん。主役というよ
り脇役として使われることの多かったフリージアに魅了され、日本で最もフリージアの栽培に対し
熱い想いをもって栽培されている生産者さんです。「フリージアは、主役になるだけの価値と魅力が
あるお花。凛々しく、迫力のある本当のフリージアの姿を伝えていきたい。」(高舘雅実さん)

↑(左)定番黄色の品種:アラジン (右)白色の品種:アンバサダー
[フリージアの香りを楽しむために]
出荷のタイミングには強いこだわりを持っています。「蕾が固い状態で出荷してしまうと、花が綺
麗に咲ききりませんし、フリージアの魅力である香りも弱くなってしまいます。切花は土から吸収
した栄養分を蓄えており、その栄養を使って花を咲かせます。蕾が固い状態では、栄養が不十分。
咲く直前まで出荷を我慢することで、お客様の元に届いてから、花が綺麗に咲き切り、本来の非常
に良い香りを楽しむことができます!」

↑(左)次年の球根も丹精こめて自家栽培 (右)紫の香りは、黄・白と異なります
[フリージアと真剣に向き合う]
「花栽培は、日々花と会話し、花の状態を見極め、全力で向き合っていくことが大切です。花が優し
く接してほしい、と感じればそんな環境を準備する。逆に厳しくすべき場面では、あえて厳しい環
境を準備する。全てはお花との信頼関係。フリージアが本来持っている力を十二分に発揮させてあ
げること。子育てと一緒ですね(笑)」日々PTA活動にも奮闘する高舘さん。何事にも熱い方です!

↑(左)あえて水を切る時期もあります (右)高舘さんご一家♪
*ストックの花言葉:優雅、天真爛漫

[高成園さんの紹介]
埼玉県の東部に位置し、かつては日光街道の宿場町として栄えた杉戸町。この地で12代も続く農
家であり、40年前からフリージアづくりを手がけているのが、高成園の高舘さん。主役というよ
り脇役として使われることの多かったフリージアに魅了され、日本で最もフリージアの栽培に対し
熱い想いをもって栽培されている生産者さんです。「フリージアは、主役になるだけの価値と魅力が
あるお花。凛々しく、迫力のある本当のフリージアの姿を伝えていきたい。」(高舘雅実さん)

↑(左)定番黄色の品種:アラジン (右)白色の品種:アンバサダー
[フリージアの香りを楽しむために]
出荷のタイミングには強いこだわりを持っています。「蕾が固い状態で出荷してしまうと、花が綺
麗に咲ききりませんし、フリージアの魅力である香りも弱くなってしまいます。切花は土から吸収
した栄養分を蓄えており、その栄養を使って花を咲かせます。蕾が固い状態では、栄養が不十分。
咲く直前まで出荷を我慢することで、お客様の元に届いてから、花が綺麗に咲き切り、本来の非常
に良い香りを楽しむことができます!」

↑(左)次年の球根も丹精こめて自家栽培 (右)紫の香りは、黄・白と異なります
[フリージアと真剣に向き合う]
「花栽培は、日々花と会話し、花の状態を見極め、全力で向き合っていくことが大切です。花が優し
く接してほしい、と感じればそんな環境を準備する。逆に厳しくすべき場面では、あえて厳しい環
境を準備する。全てはお花との信頼関係。フリージアが本来持っている力を十二分に発揮させてあ
げること。子育てと一緒ですね(笑)」日々PTA活動にも奮闘する高舘さん。何事にも熱い方です!

↑(左)あえて水を切る時期もあります (右)高舘さんご一家♪
2013年12月03日
砂地で生み出す芳香花~山形県 JA鶴岡~
今週のFlowerStoryは、山形県JA鶴岡さんのストックです。
*ストックの花言葉:不変の美、愛の絆

[JA鶴岡 ストック専門部の紹介]
山形県北西部の日本海側に位置する庄内平野。稲作が盛んなこの土地で、11月~12月に全国へ
高品質なストックを提供しているのが、JA鶴岡ストック専門部。鶴岡市は砂浜が近いため、砂地
で花き栽培を行う、珍しい生産地です。砂地は水や肥料が流れやすく、通常花栽培がし難い環境。
しかしJA鶴岡の佐藤さんは語ります。「確かに作りづらい。でも技術が伴うと、土より高品質な
お花が栽培できます。砂地で作ることができる、それがJA鶴岡の最大の売りですね。」

↑(左)鶴岡特有の砂地の様子 (右)ストックの栽培風景
[ストック栽培に欠かせない八重選別]
ストックには一重咲きと八重咲きがありますが、一般的に切花で販売されるのは八重咲きがメイン。
ストックは種の段階で、一重咲きか八重咲きかを判別できず、50%の確率でどちらかが咲きます。
そのため、栽培する際は種を多目に巻き、芽が出た時点で、一重咲きと思しき芽を全て取り除きま
す(経験がものを言う作業で、達人でも全て正解できるわけではない、とのこと)。この作業を通
称「八重選別」といい、ストック生産をする上で、最も手間のかかる作業です。

↑(左)八重選別の様子、腰の折れる作業 (右)八重の芽を残して、他は全て抜く
[香りを楽しむお花]
ストックが放つ香りは、パウダリーでほのかに甘く、スパイシーなクローブの香りがします。この
香りは、ほとんどの香水(フレグランス)の調香に必要な要素として、珍重されている香りです。
このクローブの香りには抗菌・鎮痛作用があり、ストックは自然の芳香剤として楽しむことができ
ます。また、ストックの香りは、気温が下がるほど強まる特性を持ち、春より冬、日中より夜に、
よく香ります。

↑(左)多岐に活躍する香辛料、クローブ (右)1本で十分自然な芳香剤に♪
*ストックの花言葉:不変の美、愛の絆

[JA鶴岡 ストック専門部の紹介]
山形県北西部の日本海側に位置する庄内平野。稲作が盛んなこの土地で、11月~12月に全国へ
高品質なストックを提供しているのが、JA鶴岡ストック専門部。鶴岡市は砂浜が近いため、砂地
で花き栽培を行う、珍しい生産地です。砂地は水や肥料が流れやすく、通常花栽培がし難い環境。
しかしJA鶴岡の佐藤さんは語ります。「確かに作りづらい。でも技術が伴うと、土より高品質な
お花が栽培できます。砂地で作ることができる、それがJA鶴岡の最大の売りですね。」

↑(左)鶴岡特有の砂地の様子 (右)ストックの栽培風景
[ストック栽培に欠かせない八重選別]
ストックには一重咲きと八重咲きがありますが、一般的に切花で販売されるのは八重咲きがメイン。
ストックは種の段階で、一重咲きか八重咲きかを判別できず、50%の確率でどちらかが咲きます。
そのため、栽培する際は種を多目に巻き、芽が出た時点で、一重咲きと思しき芽を全て取り除きま
す(経験がものを言う作業で、達人でも全て正解できるわけではない、とのこと)。この作業を通
称「八重選別」といい、ストック生産をする上で、最も手間のかかる作業です。

↑(左)八重選別の様子、腰の折れる作業 (右)八重の芽を残して、他は全て抜く
[香りを楽しむお花]
ストックが放つ香りは、パウダリーでほのかに甘く、スパイシーなクローブの香りがします。この
香りは、ほとんどの香水(フレグランス)の調香に必要な要素として、珍重されている香りです。
このクローブの香りには抗菌・鎮痛作用があり、ストックは自然の芳香剤として楽しむことができ
ます。また、ストックの香りは、気温が下がるほど強まる特性を持ち、春より冬、日中より夜に、
よく香ります。

↑(左)多岐に活躍する香辛料、クローブ (右)1本で十分自然な芳香剤に♪
2013年11月26日
その行動力が日本一を生み出した~長野県JA上伊那~
今週のFlowerStoryは、長野県JA上伊那さんのアルストロメリアです。
*アルストロメリアの花言葉:献身、愛着

[JA上伊那アルストロメリア専門部の紹介]
西に中央アルプス、東に南アルプスを望み、天竜川、三峰川が郷を潤す信州・伊那谷。この地で生
まれる約50品目の花の中でも、全国ブランド化しているお花が、上伊那産アルストロメリアです。
JA上伊那花き部会アルストロメリア専門部は、生産者約70名、生産品種は120品種、年間生
産量は1300万本を誇り、種類・数量共に全国一のアルストロメリア生産グループ。積極的に新
品種の導入や新しい技術開発を行う、全国のアルストロメリア生産をリードする存在です。

↑(左)白ピンクの新品種:ブロッサム (右)赤紫色の新品種:エナジー
[現場へ足を運び自分の目で見ることの大切さ]
「アルストロメリアは日本では昭和50年代から本格的に栽培がスタートした、歴史の浅いお花。
育種は主にオランダやイタリアで行われているので、毎年現地に視察し新品種の選定と技術交流を
積極的に行っています。」と語るJA上伊那の谷口さん。「旬な時期はできるだけ全国の販売現場
に足を運んでいます。どんなお客様に、どんな品種を買って頂けているのか。自分の目で見て確認
して、品種選定や出荷計画に活かしています。」

↑(左)海外視察の様子 (右)販売現場でのフェアの様子
[花農家の日々の努力があってこそ]
アルストロメリアは本来、冬の低温を受けた地下茎から次々と芽を出し、春から夏にかけて連続し
て開花する植物です。「アルストロメリアの適温は18℃。地中に管を通し夏には冷水、冬には暖
水を流すことで、地中の温度管理を行っています。更にハウス内の冷暖房を組合せることで、真夏以
外、年間通じて安定的な出荷が可能となりました。異常気象には苦労していますが…これからも新技
術を積極的に活用し、安定的に高品質なアルストロメリアを、消費者の皆様にお届していきます!」

↑(左)地中冷却システム (右)谷口さん。海外・全国へとお疲れ様です♪
*アルストロメリアの花言葉:献身、愛着

[JA上伊那アルストロメリア専門部の紹介]
西に中央アルプス、東に南アルプスを望み、天竜川、三峰川が郷を潤す信州・伊那谷。この地で生
まれる約50品目の花の中でも、全国ブランド化しているお花が、上伊那産アルストロメリアです。
JA上伊那花き部会アルストロメリア専門部は、生産者約70名、生産品種は120品種、年間生
産量は1300万本を誇り、種類・数量共に全国一のアルストロメリア生産グループ。積極的に新
品種の導入や新しい技術開発を行う、全国のアルストロメリア生産をリードする存在です。

↑(左)白ピンクの新品種:ブロッサム (右)赤紫色の新品種:エナジー
[現場へ足を運び自分の目で見ることの大切さ]
「アルストロメリアは日本では昭和50年代から本格的に栽培がスタートした、歴史の浅いお花。
育種は主にオランダやイタリアで行われているので、毎年現地に視察し新品種の選定と技術交流を
積極的に行っています。」と語るJA上伊那の谷口さん。「旬な時期はできるだけ全国の販売現場
に足を運んでいます。どんなお客様に、どんな品種を買って頂けているのか。自分の目で見て確認
して、品種選定や出荷計画に活かしています。」

↑(左)海外視察の様子 (右)販売現場でのフェアの様子
[花農家の日々の努力があってこそ]
アルストロメリアは本来、冬の低温を受けた地下茎から次々と芽を出し、春から夏にかけて連続し
て開花する植物です。「アルストロメリアの適温は18℃。地中に管を通し夏には冷水、冬には暖
水を流すことで、地中の温度管理を行っています。更にハウス内の冷暖房を組合せることで、真夏以
外、年間通じて安定的な出荷が可能となりました。異常気象には苦労していますが…これからも新技
術を積極的に活用し、安定的に高品質なアルストロメリアを、消費者の皆様にお届していきます!」

↑(左)地中冷却システム (右)谷口さん。海外・全国へとお疲れ様です♪
2013年11月19日
一目惚れしたダリアの魅力~千葉県 マルヒロ園芸~
今週のFlowerStoryは、千葉県 マルヒロ園芸さんのダリアです。
*ダリアの花言葉:移ろい、気品

[マルヒロ園芸さんの紹介]
千葉県の北東部に位置する旭市。銚子港にほど近く、南部は美しい九十九里浜に面するこの土地で
ダリアを生産しているのが、マルヒロ園芸の石毛さん。元々はデルフィニウムを中心に花き栽培を
していた石毛さんがダリアに出会ったのが5年前。「一目惚れですね。秋田で鷲沢さんのダリアを見
て、こんな綺麗な花があるのか!と感激しました。それから一気にダリア生産に切り替えました。」

↑ (左)ピンクのバイカラー:サフラン (右)淡いピンクのデコラ咲:エオナG
[ダリアブームの立役者:鷲澤幸治氏]
秋田県にある「秋田国際ダリア園」。同園園長の鷲澤幸治氏は、日本を代表するダリアの育種家。
平成16年に国立フランス園芸協会主催の国際ダリアショーで、外国部門グランプリを受賞。現在、
日本の花き市場に流通する切り花ダリアの約半数程度が、鷲澤さんが育種した品種という驚くべき
実績を残しています。毎年およそ200種に及ぶ新種のダリアが秋田国際ダリア園で開花しています。
*秋田国際ダリア園は一般入園可です(秋限定)

↑ (左)秋田国際ダリア園の様子 (右)生産者のつよーい見方、鷲澤さん
[石毛さんのダリア栽培におかけるこだわり]
「ダリアは花持ちが課題。千葉県は東京の主要花市場に近い土地、という地理メリットを生かして、
極力出荷日の朝にダリアを採花する等、鮮度には非常に気を使っています。」「現在ダリアは大輪
ブーム。でも小中輪でも素敵なダリアが沢山ある。毎年新品種を沢山秋田から導入して試験栽培して
います。その中からよい品種を選抜して、極力バリエーション豊富に生産することを心がけていま
す。」「常に全国を飛び回って勉強の毎日です。」 etc.. 石毛さんのダリアへの愛情は尽きません。

↑ (左)ダリアの生産風景。ダリアは切るタイミングが命。 (右)石毛さん夫妻。
*ダリアの花言葉:移ろい、気品

[マルヒロ園芸さんの紹介]
千葉県の北東部に位置する旭市。銚子港にほど近く、南部は美しい九十九里浜に面するこの土地で
ダリアを生産しているのが、マルヒロ園芸の石毛さん。元々はデルフィニウムを中心に花き栽培を
していた石毛さんがダリアに出会ったのが5年前。「一目惚れですね。秋田で鷲沢さんのダリアを見
て、こんな綺麗な花があるのか!と感激しました。それから一気にダリア生産に切り替えました。」

↑ (左)ピンクのバイカラー:サフラン (右)淡いピンクのデコラ咲:エオナG
[ダリアブームの立役者:鷲澤幸治氏]
秋田県にある「秋田国際ダリア園」。同園園長の鷲澤幸治氏は、日本を代表するダリアの育種家。
平成16年に国立フランス園芸協会主催の国際ダリアショーで、外国部門グランプリを受賞。現在、
日本の花き市場に流通する切り花ダリアの約半数程度が、鷲澤さんが育種した品種という驚くべき
実績を残しています。毎年およそ200種に及ぶ新種のダリアが秋田国際ダリア園で開花しています。
*秋田国際ダリア園は一般入園可です(秋限定)

↑ (左)秋田国際ダリア園の様子 (右)生産者のつよーい見方、鷲澤さん
[石毛さんのダリア栽培におかけるこだわり]
「ダリアは花持ちが課題。千葉県は東京の主要花市場に近い土地、という地理メリットを生かして、
極力出荷日の朝にダリアを採花する等、鮮度には非常に気を使っています。」「現在ダリアは大輪
ブーム。でも小中輪でも素敵なダリアが沢山ある。毎年新品種を沢山秋田から導入して試験栽培して
います。その中からよい品種を選抜して、極力バリエーション豊富に生産することを心がけていま
す。」「常に全国を飛び回って勉強の毎日です。」 etc.. 石毛さんのダリアへの愛情は尽きません。

↑ (左)ダリアの生産風景。ダリアは切るタイミングが命。 (右)石毛さん夫妻。